山中が5度目の防衛=計3度のダウン奪う―WBCバンタム級(時事通信) - goo ニュース
今日はWOWOWで実に再放送を含めて合計11試合もの世界戦を含めた
本物のボクシングを見る事ができた。
9:00からは先週OAされたミゲール・コット戦を含めた3試合が再放送であり
引き続き11:00からはノニト・ドネアの再起戦を含めた4試合が、そして16:00
前からはWBCバンタム級王者・山中慎介の防衛戦を中心にしたTOUCH!WO
WOW2013がOAされたのだ。
今年の4月にリゴンドーから判定負けした4階級制覇王者のノニト・ドネアが元
3階級制覇王者のビッグ・ダルチニアンと対戦。
6年前にドネアからKO負けしているダルチニアンだが絶好調の仕上がりでドネア
にプレッシャーをかけ5Rには左ストレートをクリーンヒットし連打を浴びせてロープに
詰めるシーンがあるなど とても世界戦3連敗を喫しているとは思えないでき。
それでも6Rぐらいからドネアが足を使い始めてペースを掴むと9Rに得意の左
フックをヒットしてダウンを奪い、最後は左アッパーの連打でレフェリーストップの
TKO勝ちで再起に成功したものの8Rまでの途中採点は74-78ダルチニアンが
2人とイーブンが1人と倒さないと勝てない状況に追い込まれていた。
ダルチニアンの左ストレートをモロにもらうなど以前では考えられないシーンが
あったので、リゴンドー戦で目に被ったダメージの後遺症だろうか?
続いて国技館での山中の相手アルベルト・ゲバラは防衛戦初のオーソドックス
スタイルで昨年12月には強打のIBF王者レオ・サンタクルスに挑戦して敗れた
ものの倒されずに判定まで粘っているのを見ても強さはないがやりづらそうな
タイプだ。
序盤はゲバラのかく乱戦法に手こずった山中だったが徐々に得意の左がヒットし
始めてペースを掴み、迎えた8Rの30秒過ぎに左ストレートがヒットしてダウンを
奪うと終盤さらにダウンを追加。
そして9R開始早々に山中の左がクリーンヒットしてゲバラはダウンし、そのまま
カウントアウトされた。
意外に日本人選手はゲバラのようなタイプには巧くごまかされたりするので苦戦
するケースが多いし、過去4度の防衛戦は全てサウスポー相手だったため久しぶり
のオーソドックスとの対戦という事が不安材料だったものの4Rぐらいからペースを
掴んで しっかり倒すあたりはさすがだ。
次回はWBA王者のモレノあたりとの統一戦をぜひやって欲しいもの。
ちなみにWBA:Lフライ級S王者のローマン・ゴンサレスは8月に八重樫東に判定
負けしたオスカル・ブランケットを全く問題にせず2Rで倒す圧勝。
このロマゴンに勝ってこそ井岡も2階級制覇と胸を張れると思うのだが・・・