村田諒太5R TKOで初防衛に成功


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20191223-0191

 横浜アリーナで今夜行われたWBAミドル級タイトルマッチで、
7月に王座に返り咲いた村田諒太が挑戦者のスティーブ・バトラー
相手の防衛戦で5R終了間際に左フックでダウンを奪いレフェリー
ストップのTKO勝ちし初防衛に成功した。

 WBAランキングは8位だがWBOでは1位にランクされるバトラー
は24歳の若さで30戦28勝24KO1敗1分とKO率8割を誇る強打者で、
1階級下のSウエルターから上げて来ただけにスピードもあるタイプ
だから村田相手にどんな作戦で来るかが注目された。

 昨年10月にブラントに敗れるまでの村田は右強打はあるもののワ
ンツーが中心で手数やコンビネーションが乏しいという弱点があり、
ブラント1戦目ではスピードに翻弄され完敗したのだが再戦では速攻
を仕かけて2RでTKOしタイトル奪回に成功している。

 だからバトラーが足を使って動き回って村田の強打を空転させる
のか、敢えて打ち合いに持ち込んで村田を下がらせにかかるのかと
いう形だったが後者の打ち合いを挑む作戦で来た。

 立ち上がりはバトラーのジャブがヒットしラウンドの終盤に村田
のパンチがヒットするという展開で、フィジカル面では村田だがス
ピードはバトラーという特徴が目立つ。

 それでも3Rからペースアップした村田が打ち勝ち始め迎えた5Rの
終了間際に右を効かせた後に左フックがヒットし、バトラーがスト
ンと真下に崩れ落ちるダウンでレフェリーがすかさずストップして
のTKO勝ち。

 互いに右ストレートが強いタイプなのでバトラーがどこかで返し
の左フックでカウンターを狙わられるのが怖いと思っていたら意外
にも村田が左フックでダウンを奪ったのだから分からないし、これ
こそブラント戦の敗戦を糧にしたパンチのコンビネーションという
事になるのではないか。

 こうしてみるとバトラーは強打者ではあるもののリズムが村田と
同じような感じだったので絶妙なカウンターをもらわなければ徐々
に削っていき、最終的に遅かれ早かれストップに持ち込めるという
試合展開になっていただろう。

 仮に村田が苦戦するとしたらブラント以上の高速コンビネーショ
ンを打って翻弄するタイプではないかと思われるので、次戦が楽し
みになってくるのだが左目周辺にできたアザが少しばかり気になる。

 以前よりも手数が出るようになったという事は被弾する確率も増
えるわけで、特にゴロフキンのような強打者との対戦では致命傷に
なりかねないから そこらあたりが課題になるのだろう。

 

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