太田愛ネクサス完結!

 ウルトラマンネクサスのEp36で憐偏が完結した。

 途中で短縮の憂き目にあったのでEp26から12話にわたっての憐偏
だったが、5話を除いて半分以上のEpを担当して憐偏の世界を作ったのが
太田愛だ。

 太田愛作品といえばウルトラマンティガ以来、平成ウルトラではファンタ
ジー系の欠かせない作品が多くダイナの‘少年宇宙人’など印象に残るEpが
多い。

 ただしインパクトのあるEpは多いもののメインライターを務めた事が
なかったのだが、ネクサスの憐偏で初めてメインを務めたため太田
ワールドを堪能できたのだった。

 初登場のEp26から28までで憐とイラストレーター吉良沢優が古くからの
知り合いというのが描かれていたし、Ep30&31では憐と吉良沢との絡みまで
あるので姫矢偏では謎の多い人物だった吉良沢優のキャラクターまで作り
上げているのだ。

 一方で最初は憐の単なる監視者だった瑞生がEp30&31でお互いを意識し
始めていくのが分かる。 

 自らの限りある寿命を知った上で自らの光を走りきる決意を固めた憐の
心情を縦糸に、瑞生との仲を横糸に紡ぎ上げた物語が憐偏だと思うのだが
姫矢偏が大人の世界だったのに対し憐偏は若さを前面にだした内容で姫矢
偏に負けない感動を与えてくれた。

 個人的には瑞生の けなげさに感動したクチであるしラストで救急車で運
ばれる憐に付き添って去っていくシーンを見ると

‘若き2人に幸せあれ’と物語の中と分かっていても祈って
しまった。

  やはり太田愛作品には我々を惹きつける何かがあると思う。

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