Episode 29:幽声 ・コーリング DC版 後偏

 ネクサスは基本的に2~3話で1つのEpを終わらせるのだが、放送短縮が
決まったため本編は かなり編集されているのでディレクターズカット版は
2話分ある。

 そこでレビューも前後編に分けて行い、今回は前半の溝呂木と理子の
絡みやウルトラマンとバンピーラの後半のバトルを中心に記している。

 集合したMPは分かれて溝呂木の捜索を始めたのだが瑞生は以前記憶を
消した山邑理子の兄・薫を発見、どうやら理子が行方不明になっている
ようなのだ。

 ナイトレーダーのコマンドルームでは居残りの石堀が今回のビーストが
目撃者の記憶を消す事について
‘MPのやり方を自分の存在を隠す方法として学んだのではないか’と詩織に
語る。
‘連中は我々との戦いで確実に進化している’

 その頃 溝呂木は理子と霧が出ている森の中で手をつなぎ彷徨っていた。

‘記憶がないのか・・・・・一緒だな’
 そしてバンピーラの声を聞いて
‘山から呼ぶ声がする’と呟くのだった。

 やがてバンピーラと孤門の攻防が始まるとバンピーラが地面を叩く地響
きの振動で理子は崖から滑り落ちそうになり、溝呂木は身を挺して理子の
手を掴んで引き上げるのだった。

 偶然とはいえ自らが地獄に落とした一家の、それもビーストの一部に
取り込ませた娘・理子と巡り会った溝呂木というのが運命の皮肉だ。
 しかも本能的に崖から落ちかけた理子を救うあたりは元ナイトレーダーの
隊員だった設定が生きている。

 ウルトラマンに救出された孤門は隊長と共にチェスターに戻ってウルトラ
マンを援護するべく走っていたところ、理子を引き上げて助けた溝呂木と
遭遇する。
 理子を見つけた孤門にはノスフェルに取り込まれたのに気付かず撃って
重傷を負わせた苦い思い出が甦るのだった。

 ‘溝呂木 生きていたのか?姫矢はどうなった?姫矢は生きているのか?’
と言う隊長の問いに
‘姫矢?溝呂木?いったい誰だ?
教えてくれ、オレはいったい誰なんだ?’
と苦悩して応える姿を見た隊長は溝呂木が記憶をなくしている事に気付く。

  ここで隊長が‘姫矢はどうなった?生きているのか?’と孤門よりも先に
尋ねるのには驚いた。
  むしろ孤門の方が姫矢について尋ねると思ったのだが・・・・・

 一方で理子は孤門を見てノスフェル事件の当事者だという事に気付いて
悲鳴を上げて逃げ出し、溝呂木も後を追うのだった。

 バンピーラが逃走して消えた後に隊長が‘山中に溝呂木が現れた’と
CICに報告すると凪は驚くがイラストレーターは‘既に捕獲部隊が
向かっているので今はビーストの殲滅を最優先にするように’

凪に釘を刺す

 やはりイラストレーターは溝呂木の名前を出すと凪が真っ先に反応すると
考えていたのだろう。
  溝呂木を見ると凪は冷静ではいられないだろうと思う。

 部屋に戻った憐は例の機械で自らを測定するとマイナス02,15
なっていた。

 夜になるまで理子を探していた薫達を追っていた瑞生は2人に町へ戻る
事を促すが、反対に‘何をしていたのか’尋ねられ‘人を探していた’ と
応える。
 そこへ溝呂木を探していた孤門も合流するのだった。

  小屋に逃げ込んだ溝呂木は焚き火をしながら理子の話を聞き
‘唯一残っている記憶が両親がなった後の事だけか、多分
お父さんとお母さんは化け物になる前に殺されたんだ。
酷い事をするヤツがいるもんだ’

と呟く。

 この場合‘当事者が何を言う!’というツッコミは なし。   

‘さっきの人お母さんを撃ったの・・・・
でも・・・・
多分助けに来てくれたんだと思う’と孤門について言うのに対し
‘あいつオレを知っていた、オレはいったい・・・・・’

 記憶を失った溝呂木にとって自分を知っている孤門は貴重な存在だった
のかもしれない。

 孤門に対し瑞生は
‘理子の記憶が残っているのでメモレイサーを2度も使うと何が
起こるか分からないので絶対に理子にビーストを目撃させたく
ない’

という考えを伝える。
‘理子ちゃんの事は僕らに任せて、必ず助け出してみせる’と孤門は薫に
伝えるのだった。

 夜が明け理子が外に出たスキにホワイトスイーパーが小屋にいる溝呂木
を急襲、異変を察知して理子が小屋に戻った時には溝呂木の姿は消えて
いた。
 
  理子が僅かに小屋を空けたスキに突入して溝呂木を捕獲し、殆ど痕跡
なく連れ去るホワイトスイーパーの仕事ぶりは やはり凄い。
  理子も小屋での異変を感じて素早く戻っていたのに・・・・・・

 その理子を見つけた孤門は自分の事を覚えている事を確認すると自分が
理子達を守ろうとした事を伝え、理子も頷くのだった。

 コマンドルームでは石堀がバンピーラの声を分析した結果、これまで他の
ビーストが捕食してきた人間達の声だという。
 やがてバンピーラが姿を現し残っていた石堀と詩織も出動。

 ウルトラマンとの戦いで霧を分泌する器官が壊れたので人間を捕食する
ために街に向かっているようなのだ。
 理子を瑞生に預けて孤門もチェスターで戦闘に参加しハイパーストライク
フォーメーションになるがバニッシャーが効かない。

 そこへウルトラマンが駆けつけ戦い始めるが、そのトンネルの手前に
瑞生と理子がいた。
 戦う音に引かれるように瑞生を追いかけトンネルに入る理子だが寸前
ウルトラマンはジュネッスブルーにタイプチェンジするとメタフィールドを
展開し姿を消す。

  しかし理子の目にはメタフィールドでバンピーラと戦うウルトラマンが
見えていた。
 ウルトラマンはバンピーラを投げ飛ばすと
‘あの子達の住む町を守るためにボクは今出来る事をする
だけだ’
と孤門は呟きながらバニッシャーを浴びせ、最後はアローレイシュトロームを
撃ち込んでトドメを刺すのだった。

  ビーストが倒され理子は空の彼方に両親の姿を見る。
 そして悪夢のような記憶はなくなり笑顔を取り戻したようだ。

 一方TLTの独房では溝呂木が1人苦悩していた

‘オレは・・・いったい誰なんだ!’          

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