さらば松中信彦

松中、懲罰で2軍降格=優勝セレモニー欠席―プロ野球・ソフトバンク(時事通信) - goo ニュース

 今年のプロ野球交流戦も1試合を残して終了し13日にホークスが優勝を決めた
のだが、その裏で1軍に復帰しヒットを放った松中信彦が起用法への
不満から
無断帰宅して優勝セレモニーを欠席したため無期限2軍落ちという
残念な
ニュースが明らかになった。


 ここ数年ケガがちで まともに試合に出られなかったにも拘わらず、起用法に
不満を募らせての優勝セレモニー欠席という事態に秋山幸二監督も怒り
心頭で
下手すれば今シーズン限りで戦力外通告になりかねない。


 最初に松中の名前を知ったのは96アトランタ五輪で日本代表の4番として
勝負強いバッティングで活躍し銀メダル獲得の原動力となったし、特にファ
ナルのキューバ戦で一時は同点となるレフトへの満塁HRは忘れられない。


 ホークスに入団して3年目の99年からレギュラーに定着し4番の小久保裕紀
よりも勝負強いバッティングが印所に残っていたし、04年には平成唯一の三冠
王になるなどホークスどころか日本を代表する打者の1人となった。


 ただ当時から気になっていたのは例えヒットを打ってもフォームが悪いとベース
上で思い悩むシーンが多く、並外れた猛練習はするものの明らかな
オーバー
ワークと思われるぐらい追い込んでケガを誘発して更に泥沼に
嵌るケースがあった
事。


 特に09年などレギュラーシーズンに右膝半月版を痛めながら強行出場し、
まともに走れない中でヒットを打つと足を引きずって歩くようにしていた姿を見て
‘気持ちは分かるけど、今 無理をして肝心のCS以降に出られなけ
れば本末転
倒だ’と思っていたら案の定CSを欠場する事になるなど‘もう
少し体と相談して
プレーしないと’と思っていた。


 以前 講演で中西太氏が
‘昔と違って今は選手寿命が延びているので
歳を取ったら若い頃の
フォームから体に負担がかからないフォームに
変える必要があるのに、
自分のフォームに拘って維持するため無駄な
筋力トレーニングで
ビルドアップして下半身にダメージを与えてしまい
まともに走れ
なくなる選手がいる’

と語っていた事があるが松中も その
1人だろう。

 猛練習で今の地位を築いたのは尊敬に値するものの年齢を重ねると体と相談
してオーバーワークだけは避けなければいけないのに、年齢
的な衰えを無視して
若い頃と変わらないトレーニングをして故障を誘発
させるという最悪の事態を
招いているにも拘わらず やり方を変えようと
しないのは理解に苦しむ。

 プロは結果が全てだから若い頃と同じ猛練習をして結果が残せればいいのだが、
毎年のようにケガで離脱し昨年と今年はHRやヒットを打って走り
出したはずみで
肉離れを起こして離脱という常識では考えられない事態に陥っているのだ。

 年齢的に力が衰えても小久保裕紀に代わるチームの精神的支柱として支える
という役割もあるし、首脳陣がケガが多いにも拘わらず1軍に上げた
のも それを
考慮しての事だと思う。


 それを台無しにするような今回の行為をしていれば後から謝っても後の祭りだし、
もはやホークスに彼の居場所はないだろう。

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