ブロンコス守備陣に復活の兆し 負傷者が練習を再開
日本時間の2月8日にサンタクララのリーバイススタジアムで開催
される今年のNFLスーパーボウルはAFC王者のデンバーとNFC王者
のカロライナの対戦である。
今回は第50回という記念すべきスーパーボウルになるのだが試合の
興味としてはNFLでNo1を誇るデンバーのディフェンスをQBキャム・
ニュートン率いるカロライナのオフェンス陣がいかに攻略するかや、
ニュートンとデンバーのペイトン・マニングという新旧の名QB対決
などと注目要素がふんだんにあるので大いに楽しみだ。
個人的に注目したいのはMLBでいえばシカゴ・カブスの‘山羊の
呪い’のようなジンクスに挑戦する要素だが、今回はデンバー側に
ある。
まずデンバーは名QBといわれたジョン・エルウェイの時代に2年
連続でスーパーボウルを制しているものの、それ以外は77年・86年・
87年・90年に一昨年の14年と実に5回も敗れている。
面白いのはエルウェイで優勝した時にはジャージがチームカラーの
オレンジではなく紺色にオレンジのラインが入っているデザインで、
逆にオレンジの時には一昨年の14年を含めて全て敗れており86年も
セカンドジャージだったのだがファーストジャージはオレンジの時代
だった。
つまりエルウェイは87年から3回続けて出場して全て敗れ4回目の
97年に紺にオレンジのラインにして優勝しているのだが、オレンジに
戻した14年は敗れているのでオレンジジャージで初めて勝てるのかと
いうもの。
更にQBのペイトン・マニングは今回がインディアナ時代から4度目
のスーパーボウル出場だが最初に出場した07年にシカゴから勝った後
は10年はニューオリンズに、14年はシアトルから敗れ連敗しただけで
なくシアトル戦は いきなりセーフティーを許すと勝負所で悉くミスを
連発して1TDの8点しか取れずに惨敗している。
マニングにとって最後のスーパーボウルとなりそうなだけに勝って
弟のイーライ同様2勝目を上げたいところだろう。
一方のカロライナは前回出場した04年はニューイングランド相手に
土壇場で追いついたものの、オーバータイム寸前にFGを決められて
29-32で敗れているので勝てば初のスーパーボウル勝利となるわけだ。
こうして見るとデータ的にはカロライナの方にマイナス要素が少
ないようなのでジンクス的にはカロライナの方が有利と見るのだが、
カロライナ圧倒的に強い前半をデンバーの強力DFがいかに凌ぐかと
いうのが鍵を握るのではないだろうか。