700㌔を実際に走って恐竜戦車編を想う

　先日も語ったように長男が受験する大学を下見するために23日に
広島の庄原まで日帰りしたのだが、帰りに女房の実家・豊前にまで
寄ったので通算走行距離は700㌔以上となったのを知って少しばか
り感慨に浸った。

　というのも700㌔といえばヒーローファンにはウルトラセブンの
恐竜戦車編のタイトルが‘700㌔を突っ走れ’で、超高性能爆薬・スパ
イナーをラリーに紛れて運ぶという内容だが途中でバイクに乗った
人間爆弾が突っ込んで来たり地雷が仕かけられていたりと敵の妨害
を受けながらの任務だった。

　このEPでは‘サハラ砂漠の熱砂の中を平均時速120㌔という過酷な
レースは脱落者が続出し、翌日に持ち越されたレースでは残った車
は僅か11台。晴れた空にエンジンの音も高き、キリンの群れを蹴散
らして’というナレーションが印象的な記録映画を見たダンがラリー
に紛れてのスパイナー運搬を発案する。

　とりあえず2日かけての運搬作業で2日目は‘残り100㌔’と言って
いるのを見ると、初日に600㌔走ったというのが分かる。

　私の走行距離の700㌔のうち行きは315㌔のうち270㌔ほどを帰り
は390㌔のうち330㌔ばかり高速を走ったわけで、当日は強風と時折
横殴りに降る雨が鬱陶しかったため80㌔規制の部分が多々あったも
のの100㌔前後で走った事になる。

　それが爆発物を積み込んでバンピーな道を平均時速120㌔で走る
わけで、私が1日に整備された高速で700㌔走るのと比べれば精神
的な消耗度は凄いし‘よくぞ1日に600㌔も走った’と感心するのだ。