スポーツ界のトップに清廉潔白を要求しても・・・・・


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20210215-0155

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が東京五輪・パラリンピックの
リーダーについて‘世の中がちょっとキレイごと過ぎるし、現実を知
らなさすぎる。巨大組織の人事をやる段階で全くの白紙の状態でオー
プンにクリアに透明性確保して人事やるなんてありえない’と語った
ようだ。

 ご存じのように五輪組織委員長の森喜朗氏が女性蔑視発言で辞任
する事になった後に、川渕三郎氏が辞退するなどゴタゴタが続いて
いるのだが正直言ってマスコミの報道などを見ていると五輪精神と
いうのを過度に美化しているのではないかと思ったりする。

 つまりスポーツというのは清廉潔白なものという理想論を日本の
スポーツ関係者や、マスコミは抱き過ぎているのが元凶ではないか
と考えるのだ。

 端的な例として有名なのが3年前にアマチュアボクシング連盟の
山根明会長がJSCからのアスリート助成金を不正流用したり、代表
コーチに対するパワハラ問題など13項目にわたる問題が原因で辞
任に追い込まれた時に他の理事達が辞任に反対したのを思い出す。

 というのも山根会長は正直言って堅気には見えない雰囲気だが
国際ボクシング協会会長のガフール・ラヒモフは‘ヘロイン売買に
関わる同国の代表的な犯罪者の1人’と米財務省が断じる、いわく
付きの人物で協会自体がそもそも腐敗の温床のような組織だから
山根氏のような人は毒を以て毒を制すための人選だったのだろう。

 世界で最も参加国が多い国際サッカー連盟も‘いい人’がどれだ
けいるのだろうか?という雰囲気だし、五輪の総本山であるIOC
自体が腐敗の温床と言われているのだから日本でも彼らに対抗す
るには清廉潔白な人ばかりで臨んでも太刀打ちできないわけだ。

 基本的に日本のマスゴミはプロ=金に汚い、アマチュア=清廉
潔白というイメージを今でもステレオタイプで信じきっているよ
うだが全く逆。

 大きなスポーツ大会を行うには当然ながら金がかかるのでプロ
の場合はスポンサーに対する責任が生じるのに対し、アマチュア
の場合は無責任体質でなあなあで済まされるケースが多く利権の
温床
になっているのは否めない。

 ところがマスゴミは国内のリーダーには清廉潔白を要求するの
に対し、世界のトップへの批判はほぼ聞く事がないのも事実。

 そういう意味ではスポーツ界のトップは清廉潔白な人物という
理想論は、捨てるべきではないかと思う。

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