T監督を偲ぶ

 今日の昼過ぎに野球部同級生のグループLINEで、我々の時代に
監督をしてくれていたTさんの訃報が報告されたので通夜に出席し
て来た。

 遠方組が多いので同級生で出席したのは私以外は元キャプテン
と副キャプテンの計3人だったし、私も営業が終わって出席した
ので多くの出席者が帰る直前だったので妙に慌ただしかった。

 T監督は教師ではなく町内で商売をしているOBだったが仕事の
合間に練習を見に来ているうちに、OB会としてボールやバットだ
けでなくバッティングマシンまで支援してくれたのだからありが
たく感じていたのだ。

 もともと西田川の野球部は顧問教員が初心者で今ひとつだった
ため監督は教育実習で来ていたOBの大学生の先輩がしていたのだ
が、来れる時と来れない時などが多く業を煮やしてOB会のTさん
が我々が新チームの最年長になった時に監督に就任されたのだ。

 我々が1年の秋にTさんがボールやバットを寄付してくれ始めた
おかげで3年生がいた時までやらされていた、ボール縫いをする
必要がなくなったのは本当にありがたかったし後輩達はボール縫
いを知らない世代になった。

 正直言って世代感の違いから教え方が古いなど不満もあったが、
ハッキリ言って私がいた3年間で最も年間成績がよかったのはイン
フラが充実したのと監督が安定したのが十分あると思う。

 つまり我々はT監督の1期生だし今からちょうど40年前の81年
から92年度まで実に13年もの間、他に商売をしながら監督を務
めてくれたわけだからありがたい事この上ない。

 また私には卒業する時に‘修行終わって帰ってきたら髪を切り
に行くのを楽しみにしてるぞ’と言ってくれたし、実際に90年か
ら施設に入所するまで来店してくれていたのだ。

 ご存じのように私は子供育成連絡協議会の理事で校区のキッ
クベースの責任者をしおり5月のGW明けから9月半ばまで朝練
をしているので、T監督が商売の合間に13年間も高校野球の監
督をしてくれるのを考えると改めて凄い事だと実感するし大
変だっただろうと思う。

 79年秋から42年もの間お世話になったわけで、感謝の言葉
しかない。

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