MATの海底基地は意味があるのか?

 帰ってきたウルトラマンの防衛チームであるMATの基地はヒーロー作品史上
初の海底で‘基地は海底、波間に隠れ~’とMATチームの歌でも歌われている
ように東京湾内の海底にある岩山沿いに設けられている。

 そして その岩山から戦闘機・マットアローが発進しいろんな施設をパイプで
結んで運営しているようで当時 流行った未来の海底都市のイメージになって
いるのだが、なぜかオフィスは神田錦町にあって23話のバキューモン編では
丘隊員が その屋上で皆既日食の観察をしている。


 ここで疑問に思うのは‘モンスターアタックチーム’という名の通り怪獣退治を
目的とする組織の基地を わざわざ海底の秘密基地にするのかである。


 ウルトラマンの科学特捜隊は地球怪獣相手が多かったからか東京近郊に基地
を構えていたのに対し、セブンの場合ウルトラ警備隊は宇宙からの侵略者を
相手に戦うため富士山麓の地下に秘密基地として建造されていた。


 つまり侵略者と戦う場合は科特隊本部のような状態では格好の標的になる
ため秘密基地というのは理に適っているのだが、MATは対怪獣迎撃チーム
なので わざわざ秘密にする必要はないし海から出現する怪獣から襲撃される
リスクは高く その場合は脱出も ままならないだろう。


 実際にシーモンス&シーゴラス編ではシーゴラスが東京湾で津波を起こして
いたのだが海底のMAT基地に何らかの影響やダメージはなかったのかと
思ってしまうし、最終回ではゼットンと戦っている最中にバッド星人の侵入を
許し原子炉を破壊されて基地の機能がマヒしてしまうのに よく作戦室まで
辿り着けたなと思うのだ。


 それを考えると海底基地は実用的ではないからか以後のシリーズではティガ
まで登場しないし、GUTSの基地であるダイブハンガーも浮上する機能がついた
のだろう。

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