吉田がフル出場=イングランド・サッカー(時事通信) - goo ニュース
イングランドのプレミアリーグは ほぼ34試合を終えているのだが日本代表の
CBである吉田麻也が所属するサウサンプトンは9勝12分13敗の勝ち点39で
現在12位で、とりあえず降格争いからは開放されている形だが凄いのが何と
吉田麻也がCBのレギュラーで定着している事。
吉田麻也といえば名古屋でデビューして09~10シーズンにオランダのVVV
フェンロに移籍して11~12シーズンにレギュラーを獲得すると共に、代表でも
2011年1月に行われたアジア杯からレギュラーに定着してロンドン五輪では
オーバーエージで選出されてスペイン・モロッコ・エジプトに勝つなどしてベスト4
入りに貢献し12~13シーズンからはイングランドのサウサンプトンに移籍して
いた。
ご存知のようにイングランドのプレミアリーグはフィジカル重視のリーグなだけに
体格的に劣るといわれる日本人選手にとっては厳しいリーグで、実際ボルトンに
入団した西沢明訓から始まり稲本潤一や中田英寿ら代表のレギュラーが所属した
もののチームとの相性もあったのだろうが今ひとつの成績に終わりドイツなどに
比べて日本人選手が通用しないと言われてきた。
とりあえず今シーズンはドルトムントで活躍した香川真司がマンチェスター
ユナイテッドに移籍して話題になっているものの、ケガや1年目という事と分厚い
選手層から出場機会は限られているのが現状だ。
そんな中でチーム成績はマンUに比べたらパッとしないものの吉田がサウサン
プトンのレギュラーとして活躍しているのは、ある意味 凄い事ではないか。
前記したようにプレミアリーグはフィジカル優位なリーグなので体格的に厳しい
日本人選手がDFの柱であるCBでレギュラーを取るなど ついこの前まで考えられ
ない事だった。
それが当初は大量失点していたものの徐々にDFが整備され始め12位まで
順位を上げているし、吉田がレギュラーを獲得しているのだから驚く。
02日韓W杯日本代表監督のフィリップ・トルシエは‘日本には守備の文化が
ない’と言っていたが、日本のマスゴミが香川や宮市ら攻撃的なポジションの選手
ばかりを取り上げDFである吉田の活躍には反応が鈍いのを見ると その言葉が
当たっているのではと思ってしまう。
サイドバックはOKでもセンターバックはダメと日本人が思っていた中での吉田の
活躍は日本サッカー界の更なる可能性を感じさせるので、ケガにだけは注意して
欲しいし彼に続くDFの人材も海外で活躍して欲しいものだ。