バラン星突破成功は千載一遇のチャンスを生かした

 宇宙戦艦ヤマト2199最大のヤマ場となるバラン星突破から七色星
団での攻防戦の中で最も幸運に恵まれていたとしか思えないのがバ
ラン星攻防戦で、何とガミラス艦隊1万隻もの中を敵中突破して行き
マゼラン方面へのゲートに突入した時に波動砲でバラン星のエネル
ギープラントを破壊した事からガミラスの主力艦隊は本星から遥か
遠方に孤立するハメになる。

 この作戦でヤマトサイドに幸運だったのはゼーリックがデスラー
体制を打倒するために観艦式という形で集結させていた事から、
大艦隊ではあるもののカレル163でのドメル艦隊との戦いとは全く
違う状態だった事。

 仮に指揮官がドメルだったら臨機応変の戦術を駆使して対応して
いただろうから作戦が成功した確率は極めて低かったのだが、大鑑
巨砲主義のゼーリックだったゆえ密集隊形にヤマトが突っ込んでも
同士討ちになるのを顧みずに迎え撃っていた。

 思えばカレル163でのドメル艦隊との戦いで撃沈寸前まで追い込
まれながら作戦中止を余儀なくされたのも、ゼーリックのデスラー
暗殺計画によるものだ。

 仮にゼーリックが暗殺計画をあのタイミングで挙行しなければ
ヤマトはドメル戦術の前に撃沈された可能性が高いし、バラン星
への突入のタイミングでゼーリックがガミラス艦隊を集結させて
観艦式を行ってなければイスカンダルまでの途中にガミラスとの
交戦が待っていただろう。

 そういう意味ではヤマトのバラン星突入&マゼラン銀河到達と
いうのはタイミング的にも千載一遇のチャンスを生かしたという
ものになる。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
お家騒動様々 (こうちゃん)
2014-05-19 04:20:03
ヤマトにとっては、お家騒動様々でしょうね。オオカミが泥濘に足を取られ、権力に固執するキツネが舞い上がっていたから。キツネにとっての不運は、本物の死を確認出来なかった事でしょう。
 
 
 
まったくです (こーじ)
2014-05-19 22:12:49
>こうちゃん様
 狼とキツネの喩え秀悦ですね。
 
 本物の死を確認できないのはキツネが策に溺れたからでしょうね。

 まさしく絶妙のタイミングでのお家騒動でしたから。
 
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