高校野球は対戦カードだけ見て判断するなかれ

夏連覇狙う花咲徳栄、1年生井上の逆転打で初戦突破

 100回目を迎えた今年の夏の甲子園も今日で4日目を迎えたの
だが、今日の第4試合では夏連覇を狙う花咲徳栄が一時は1-4と
リードされながら8回以降に逆転勝ちするというスリリングな内
容のゲームだった。

 それにしても昨日の3日目までを見ていても、最終試合に組ま
れた正直大差が付きそうだったカードの4試合全てが意外に面白
かったりした。

 初日の慶應ー中越戦と3日目の益田東-常葉大菊川は‘何点差が
付くのか?’と思ったものだし、2日目の地味な雰囲気の旭川大-
佐久長聖に至っては大会史上初のタイブレークにもつれ込む大熱戦
となった。

 仕事柄 営業中は高校野球中継を点けて流しているので基本的に
全試合を見る事ができるのだが、今年は初日のカードで第3試合が
最も大差が付きやすいカードと思われたのに中越がジグザグ継投
などで食い下がり2度同点に追い付き‘ひょっとしたら’と思わせ
たが2アウトランナーなしからサヨナラ負けしたものの第2試合の
済美-中央学院戦に勝るとも劣らない面白い内容だった。

 2日目は第2試合に作新学院-大阪桐蔭という好カードがあった
一方、第4試合に対する期待値は低かったようで観客も7千人だっ
た中でタイブレークにもつれ込む大熱戦となったわけで店休日と
いう事もあり遠出していたら見られなかった事になる。

 3日目も第4試合は正直言って常葉大菊川の圧勝だろうと思われ
たのが6-1から一旦は逆転するなど手に汗握る好ゲームになった
のだから、カードだけ見て判断してはいけないと改めて思うし特
に今年の第4試合は熱線が多い。

 もっとも高校野球史上最高の試合と言われる79年の箕島-星稜
戦も第4試合で当初プロ野球中継が始まるまでの時間潰し的に見て
いたら、延長に入りプロ野球中継そっちのけで見る大熱戦になっ
たわけで当時の予想では‘春夏連覇を狙う箕島が星稜に何点差を
付けて勝つか’ぐらいにしか思われてなかったわけだ。

 そういう意味で高校野球は大差が付きそうなカードでも油断が
ならないし、特にナイター突入もある第4試合は意外な名勝負が
見られるのだ。

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