ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
Episode 26・憐 :ザ・サード
OP全てが変更され姫矢偏までの雰囲気とはガラッと変わった感じが強調
されている。
新たなデュナミスト・千樹憐 初登場のEpで、本格的なジュネッスブルー
偏が始まる。
プライベートなシーンが今ひとつ描かれず謎が多かったキャラの姫矢に
対して、憐の日常が しっかりと描かれているのが意外だ。
孤独で影の部分が多かった姫矢と違い、仲間達に囲まれている憐だが
仲間と一緒の場合は明朗無垢だが1人になると深刻な表情で何かを測定
しているシーンが印象的。
‘誰1人オレの知らない場所に行ってしまえばオレは自分の
未来を忘れていられる。
そう思ってオレはあの日ダラスフォートワース発東京行きの
飛行機に乗った。 ここはとても居心地がいい。
オレは合う人みんなを好きになる。
それでもオレは時々考える、
オレの命はどこから来たのだろう?
そして オレの命はどこへ行くんだろう?
オレの命はどこから来たのだろう?
そして オレの命はどこへ行くんだろう?’
朝霧に煙る線路が登場し、やがてそれは遊園地と分かる。
そして朝焼けの中にストーンフリューゲルが現れ・・・・・・・
遊園地のレストランのオーナー・針巣直市とバイトの尾白高志が開園の
準備をしているが、もう1人のバイト・千樹憐が来てないのを話題にしていた
開園5分前に憐は何とか自転車で颯爽と到着。
遅れた理由は迷子対策として作った風船細工の動物。
‘やっぱ遊園地って場所はさぁ、みんなが幸せじゃないとなぁ・・・・
迷子だってさぁ’
やがて遊園地が開園し2人は熊さんカステラを焼いたり子供達をメリー
ゴーランドに乗せたりキャラクターの着ぐるみに入ったりと大忙し。
‘あいつらもやられた、怪物バンニップ。
怪物バンニップにやられたんだ。
1人は消えて、1人は記憶を失った。
1つ目の鳥を見ちゃいけないんだって、ホントにいるんだよ
バンニップ’
バンニップとは人間を食う怪物で頭からつま先まで跡形もなく
まるごと食べるという。
しかも怪物バンニップは1つ目の鳥を連れて、バンニップが人を
食うところを見た人間は1つ目の鳥に記憶を消されてしまう。
つまりバンニップはビーストで、1つ目の鳥はMPという事か!
バイトの合間に尾白は大学の生物の追試対策に四苦八苦しているが
突然憐が難解な生物学の仮説について説明し始めた。
‘親に連絡したのか?と尋ねる尾白に対し‘オレの親ってDNAだから’と
応える憐。
‘オレの望みは ここに来る子供達や親や お年寄りや 恋人同士や
みんなに幸せな時間を過ごしてもらう事。
そしてオレは見てるの、ずっとここにいて幸せな人間を見て
いたい’
と言いながらフープで遊んでいる2人だが、何者かがその様子を見張って
いるのに気付いた憐はおもむろにフープを投げつけた。 バイトの合間に昨夜の落雷事故で3人の人間が死んだ現場が今でも
立ち入り禁止になっているというニュースを見た憐は昨夜の夢で見た現場と
一緒だという事に気付く。
しかも そこにストーンフリューゲルが
あったのだ。
そして現場に出向いて地面に触れると昨夜ビーストから襲われる人間や、
それと戦うナイトレーダー達のイメージが浮かぶのだった。
また生存者に黒服の女・野々宮瑞生が‘もう大丈夫’と言いながら記憶を
消しているイメージも。
ナイトレーダーが最初にトンネル内でペドレオンを殲滅した時に凪が姫矢の
存在を感知したシーンを思い出した。
‘君は誰だ・・・・’
その様子を遠くから眺めていたのが瑞生。
憐が記憶消去対象者ではない事を確認していると沙耶がやって来て次の
現場に行く事を告げる。
残り4人の記憶を今日中に消さないといけないが、最近MPの仕事まで
‘1つ目の鳥’として世間の妙な噂になっているのが話題になっていた。
尾白が憐の部屋に熊さんカステラを差し入れに持ってきた時に憐の
私物で箱に入った妙な物を発見。
そこに憐が帰って来たので熊さんカステラを渡して尾白は帰るが、例の
箱から血圧計のようなものを腕に巻いて出た数値を見ながら
‘マイナス01,05’と深刻そうに呟くのだった。
この数値は何を意味するのだろうか?
やがてナイトレーダーにスクランブル要請がかかり出動している頃、憐の
頭に姫矢が見たのと同じ遺跡のイメージが沸く。
‘よっしゃ!’と叫んで憐は遺跡の中まで走るとストーンフリューゲルの
前に立って、光を浴びウルトラマンを仰ぎ見る。
姫矢がセラに導かれたのに対し、憐は自ら進んで遺跡に入って行くのが
対照的だ。
‘あんたか、オレの事呼んだの。
オレの事全部分かってて呼んだわけね。
上等じゃん’
そしてビーストとナイトレーダーの攻防戦がイメージされる。
‘そんじゃ、行きましょうか!’
装甲の厚いビーストにナイトレーダーの武器が効かず、焦っていた所に
ウルトラマンが現れる。
‘姫矢さん!’
と孤門は呟くが
‘いや、あれは姫矢じゃない’と
イラストレーターは言う。
ウルトラマンがタイプチェンジすると姫矢の赤ではなく青になった。
‘新しいウルトラマン’
‘ようこそザ・サード君が3番目だ’
やがてウルトラマンはメタフィールドを展開するとビーストに勢いよく飛び
かかるのだった。
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市街地に立つネクサスやナイトレイダーのチェスターが、いずれ来るその時を予感させ、しかし姫矢編以上に謎めいた印象を受ける演出の数々がその先を楽しみにさせてくれました。
世間からは「路線変更」と散々言われた憐編でしたが、デュナミストの変更がウルトラマンの能力その物にダイレクトに繁栄されると言う設定の「ネクサス」であれば、作風がガラリ変わるのはむしろ当然の事。
まあ、この時点で放送の短縮が決定していた訳ですが…
ここまで作風がガラリと変わるとは・・・と思いましたし、当初はかなり面食らいましたよ。
でも むしろ好意的に受け取ってますけどね。