北京五輪競技第12日・日本女子の長い1日

　今日は日本女子選手の活躍に注目。
　まず女子ソフトのSファイナルで予選2位だった日本は1位だったアメリカ
と対戦。　
　日本はエースの上野が満を持して登板しアメリカのアボットと投げ合う。
　規定の7回を終えて両チーム無得点。
　2安打に抑えられていたが7回裏に2アウト1,2塁のチャンスでカウント
0－2から真ん中のストライクを見逃して、フルカウントからボール球を振って
空振り三振に倒れたのが痛い。

 　タイブレークになった8回にノーアウト1,3塁を凌いだ日本は、その裏に
7番の三科がバント失敗して後続も絶たれサヨナラならず。
　直後の9回にタイムリーと3ランで4点を失い、その裏に1点を返したが
1－4で敗れて夕方の3位決定戦に臨む事になった。

　男子レスリングフリースタイルは66㌔級で前回5位の池松和彦が登場。
　初戦で昨年世界選手権3位だったグルジアのオタリ・トゥシシビリと初戦
を戦う。
　1Pに30秒でタックルを受けて4ポイント失い最後に1ポイント返したのみ。
　2Pはノーポイントでボールピックアップとなり攻撃を引き当てる。
　ここで片足タックルから投げて取るが、3Pに30秒でバックを取られて1
ポイントを失い1－2で敗れトゥシシビリがSファイナルで世界王者のトルコ
のシャヒンに敗れたため敗者復活にも回れずメダル無しに終わった。

　女子卓球シングルスは2回戦で福岡春菜はタイのナンタナに4－0で快勝
するが、3回戦では韓国の金に2－4で敗れる。　
　福原愛は3回戦でトルコのメレクに4－1で勝ちベスト16進出。

　シンクロナイズドスイミングはデュエットのフリールーティン決勝が行わ
れ、84ロス以来メダルが続いている日本は原田早穂・鈴木絵美子ペアが
予選より0,417上乗せし予選より得点を落とした中国に勝ちメダルを死守
した。

　18:00からはオーストラリアとの女子ソフトの3位決定戦。
　午前中のアメリカ戦に登板した上野が再び登板。
　1回表に2アウト1塁から4番の3ベースで先制されるが、4回に2アウト1塁
から6番の広瀬の2ランで逆転する。
　5回にも1アウトから3ベースが出たが、3塁ライナーとバントヒット失敗で
追加点ならず。
　嫌な予感がしていた6回に先頭の4番にヒットを打たれ2アウト1,3塁と攻め
立てられるが上野が踏ん張るものの、7回の2アウトランナーなしで追い込
みながら2番のワイボーンに同点HRを打たれ日本にとって2試合連続の
タイブレークに。

　11回に2アウト2塁から6番のワードからレフト前に落とされて勝ち越され
るが、その裏に1アウト3塁から4番の馬渕がショート後方に落として追い
つく。

　そして12回に1アウト満塁から2番の西山が右中間に落としてサヨナラ
勝ち。明日のファイナル進出が決まった。
　10:30からアメリカ戦が始まり、オーストラリア戦が終わったのが21:30と
長い1日になった。

　上野の1日に21イニングも投げる熱投でのファイナル進出だが、このまま
では明日のアメリカ戦はヤバイ。詰めが甘すぎるのだ。

　7回2アウトから絶対にHRを打たれてはいけない場面で同点HRを打たれ
ているし、打線も再三のチャンスを潰しまくっている。　

　一方、野球は予選リーグ最終戦でアメリカと対戦。
　正直言って前日韓国が1位通過を決めていたので、負けて4位で韓国と
対戦した方がいいと思っていた。
　先発はダルビッシュだったが2イニングを0に抑えて田中にスイッチ。
　田中は5イニングを2安打無失点、川上も2イニング無失点と好投し10回
からは岩瀬が登板。
　10回を3人で抑えたが11回のタイブレークでノーアウト1,2塁から連打を
浴びて結局4失点。
　打線はアメリカの6投手から3安打に抑え込まれ4点を失った裏に2アウト
1,3塁から稲葉と中島の連打で2点を返し、なお満塁と攻め立てるが阿部が
倒れて敗れ3敗目となり4位通過。思惑通り?韓国戦を迎える。　　

　陸上男子200mファイナル。
　100mを制したジャマイカのウサイン・ボルトが再び世界新記録で圧勝し
2冠を達成した。

　ホントに強い！