あしゅら男爵自滅ネタ

　今から50年前の今日OAされたマジンガーZ18話・兜甲児暗殺指令
はマジンガ―Ｚの操縦者・兜甲児を抹殺すれば、マジンガーＺを動
かせないという作戦でマジンガーＺと合体＝パイルダーオンする前
のホバーパイルダーを狙う。

　今回登場する機械獣バルカンP5は頭部の角から目標を瞬間的に固
めるボンド弾を発射し、これでホバーパイルダーの視界を奪い不時
着させパイルダーオンを不可能にする。

　ここまではよかったが鉄仮面軍団で囲んで火炎放射器で火責めし
当初苦しんでいた甲児だが、高温の炎でパイルダーを固めていたボ
ンドが溶けて復活させてしまいパイルダーオンでマジンガーZが起
動すると相手にならずあえなく倒されて終了。

　ホバーパイルダーを狙えばマジンガーZは、無力化されるという
作戦自体は悪くない。

　ただ固めたボンドが高温に弱いという事が あしゅら男爵の頭に
なく兜甲児を苦しめて…という感覚からの火責めだったわけだが、
最初は火責めに苦しんだ甲児もボンドが溶け始めて‘助かった’状態
となり脱出に成功だから やはりあしゅら男爵肝心なところで間が
抜けている。

　あしゅら男爵は男女半々というアシンメトリー状態で見た目か
らして異様だし残虐なキャラだが、今回のように どこか抜けてい
てショッカーの地獄大使的に憎めない存在だ。

　一方のDrヘルも失敗する度に叱責するものの最終的には許して
次のチャンスを与えるのだから憎めないヤツという事で妙にかわ
いがっているのかもしれないが、考えて見るとあまり優秀過ぎる
部下は下手すると寝首を掻かれかねないので警戒されるわけだか
らショッカーの地獄大使あたり然りで間が抜けている幹部がボス
から寵愛されている理由もそういったところかもしれない。