前田健太に求められるもの

【MLB】前田8勝目も「とてもストレスの多い5回」 指揮官が83球で降板理由を語る

 LAドジャースの前田健太が日本時間の20日に行われたシカゴ
ホワイトソックス戦で5回5安打1失点で8勝目を挙げたものの、
球数が83球だったにも拘らず5回で降板となった。

 デーブ・ロバーツ監督によれば‘5回がとてもストレスの多い
イニングだった'との事で、これを考えると前田は早く日本での
拘りを捨ててMLB風の価値観にアジャストするべきだろう。

 06年にライオンズからボストンに移籍した松坂大輔は移籍2試合
目のシアトル戦で2回に3失点して以後立ち直り7回まで投げきり
降板したのだが、味方打線がフェリックス・フェルナンデスを打て
ずに2安打に抑えられて敗れた。

 この時に首脳陣や地元メディアは松坂を絶賛したのに対し‘相手
エースと投げ合ったのだから先に失点したのが悪い’と松坂は責任を
背負い込むようなコメントをしていたのが印象的だった。

 日本では相手エースと投げ合う時にクォリティスタートでも先に
失点すると批判されるのだが、MLBではクォリティスタートなら
負けが付いても打線の責任という事で批判される事はないのが特徴
である。

 だから同じ時期にLAドジャースやNYヤンキースで高評価を受
けていた黒田博樹は先に点を取られる事に対し全く無頓着で、クォ
リティスタートを積み上げていたわけだ。

 つまり前田に求められるのは絶対に先に失点しない事ではなく、
失点してもいいからテンポ良くストライクを先行させ1球でも少な
い球数で収める黒田博樹のようなピッチングスタイルではないかと
思うのだ。

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