亀田兄弟は 何処へ行くのか?

 7日に首尾よくWBAフライ級王者のデンカオーセンに判定勝ちし、 WBC
王者の興毅に続いて兄弟でフライ級を制した亀田大毅だが 試合前から
憂慮されていたように減量苦を理由に返上する可能性が高くなっている
ようだ。 

 基本的に亀田兄弟の試合は数ヶ月前から‘○○とやる’とアドバルーンを
上げまくるのだが、兄の興毅の試合すら全く試合をする気配がないのも気に
なる。

 まずは兄の興毅。 

 本来なら内藤大助との試合の勝者は暫定王者のポンサクレックとの統一
戦を義務付けられていた。

 ところが先日まで10回の防衛に成功していた元WBC Lフライ級王者のエド
ガル・ソーサとの試合を優先するような話をしていたし、フライ級タイトルを
返上してSフライ級に上げて3階級制覇を目指すなどという話までまことし
やかに流れている。

 ‘2ヶ月に1試合のペースで試合をこなしたいし、タイトルマッチができないなら
ノンタイトルを挟んでもいい’と常々言っていたが、内藤戦から既に2ヶ月を
経過しているにも拘わらず次の試合の話すらない。

 続いて弟の大毅。

 本来なら前王者の坂田健史が今回デンカオーセンへの挑戦が決まって
いたのだが、割り込んだだけでなく本来なら禁止されているダイレクトの
リターンマッチを強行する形になった。 

 だから勝者は坂田の挑戦を受けないといけなかったのだが、坂田の所属
ジムの協栄と金銭面で揉めているという理由で消極的なコメントをしていた
だけでなく試合後にピアノの弾き語りまでやったにも拘わらず‘無理な
減量の影響で血尿が出て発熱して寝込んだ’などと言って
タイトル返上を匂わせている。

  本来なら‘世界タイトルは獲るより防衛の方が難しいし防衛してこそ王者’
と言われているが、体調を崩すような減量苦にも拘わらず強引に挑戦して
奪取したら即返上では世間は‘またか’という事だろう。

  亀田一家に言わせれば‘オスカー・デラ・ホーヤの5階級制覇も同じような
事をしただろう’となりそうだが、確かに最初に奪取したJライト級は強豪の
ヘナロ・エルナンデスを避けてWBO王者に挑戦したりJミドルやミドルなど
でも相性の良さそうな王者に挑戦したのは事実。

 しかしベストウェートのJウエルターからウエルター級あたりでは強豪達と
次々にグローブを交えているので非難される事はないが、亀田兄弟が対戦
したのはビッグネームとは言えない相手ばかり。

 例えば亀田兄弟のいずれかがWBAのSフライ級暫定王者のノニト・ドネア
やWBC のSフライ級王者のビッグ・ダルチニアンに挑戦するのに返上という
なら分かるのだが、これまでの所業からすれば可能性
は薄い。

 このままでは亀田は‘ボクシング界のハッスル’というべきショー
ボクシングの路線に行くしかないのでは?と思ったりする。

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