日本サッカーの進化を証明したオランダ相手の引き分け

あと1点…ザック日本猛反撃もオランダと2-2ドロー(デイリースポーツ) - goo ニュース

 今日ベルギーのゲンクで行われた日本対オランダの親善試合で日本は39分
まで0-2とリードを許しながら前半終了間際に大迫が決めて1点返すと、60分
には本田が決めて同点に追い付き そのまま押し込んだものの勝ち越せず。

 それでも対オランダ3試合目にして引き分けに持ち込んだのは日本サッカーの
進化を証明した形になった。

 日本がオランダと初めて対戦したのは4年前の9月で岡田ジャパンが対戦し、
60分間フルにプレスをかけ続けたものの得点を奪えず残り30分で3点を失い
0-3で完敗。

 それから9ヵ月後のW杯本番で2試合目に対戦し前回とは変わって自陣で守備
ブロックを作ってGK川島のファインセーブを中心に懸命のディフェンスに務めた
ものの、後半スナイデルのミドルシュートで先制され何とか追加点を
奪われずに
凌いだ終了間際に岡崎が同点ゴールのチャンスを外して0-1で
敗れた。

 最初は親善試合という事で前線からプレッシャーをかけて攻め込みながら得点
できずにガス欠になった後半に失点したのに対し、W杯では初戦で1勝
していた
事から慎重に戦ったものの一瞬の隙を突かれて奪われた1点を返せず
という
2パターンだった。


 とはいえ点を取らないと勝てないので2試合を通じてオランダ相手に無得点
だったし、10月のセルビア&ベラルーシ戦でも得点できなかったため最低でも
1点は取らないとと個人的には考えていた。

 それが開始早々から積極的にプレッシャーをかけて攻勢に出るが10分前後
からオランダも対応し13分に内田のバックパスを拾われてループシュートを決め
られて先制されると、40分にもロッベンに決められて0-2と過去2試合
でも前半は
0に抑えていたのに2失点もするので暗澹たる展開だった。


 ところが終了間際に長谷部のパスに大迫が反応して流し込んで待望の1点を
挙げると後半には本田のゴールで追い付き課題だった残り15分も日本ペースで
試合を進めるなど十分勝てる内容だった。

 6月のコンフェデ杯以降は強豪相手に負け続け自信を失っていたのだが、オランダ
戦の試合内容を見ると4年前から比べれば0-2から追い付くなど考え
られなかった
し柿谷がGKとの1対1を決めていれば歴史的な1勝だったので それを
逃したと言わ
れるぐらいの試合ができるぐらい進化していたという事になる。


 もっとも あくまで親善試合なのでW杯本番では こういうわけにはいかないだろ
うが、とりあえず自信を回復する事ができる結果だった事は間違いない。

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