ボストンは松坂に相応しいチーム

 松坂大輔のボストン入団が正式に決まった。すったもんだが
あったものの、きわめて順当な契約内容だろう。
 さて松坂が活躍できるかは別として松坂には凄く相性のいい
チームだと思われる。
 松坂は前にも書いたが高校時代に最高のピッチングをしたのが
杉内のいる鹿児島実戦だったり、ライオンズ時代も最大のライバ
ルであるホークス相手が最も充実した内容だった。つまり相手が
強ければ強いほど実力を発揮するタイプだ。
 ジャイアンツ相手に異常に闘志を燃やした星野仙一や江夏豊の
ように。
 その点で言えばヤンキースに入るとかえってマズイ、ほとんどの
相手が格下になってしまうからだ。こうなるとかつての江川卓の
ように手抜きするようなピッチングを覚える可能性がある。
 だからといって弱小チームに入ってもマズイわけでボストンあた
りのレベルのチームが最適だろう。
 しかもここには同い年の豪腕で03年Wシリーズ優勝メンバーで、
MVPを取ったJベケットがいるのだ。つまりチーム内のライバルにも
恵まれているし、ナックルボーラーのTウェイクフィールドもいる。
 打線はヤンキースと遜色ないぐらい打つので打線の援護に恵まれ
ずに勝ちが付かないケースが多かった入団直後のライオンズみたいな
事もない。
 更に心強いのがボストンの街のムードだ。
 ボストンはヨーロッパからの移民が最初に辿り着いたアメリカで
最も伝統のある街だから、ファンもかなり落ち着いている。
 もっともフェンウェイパークの観客の熱狂度は日本でいったら甲子
園のタイガースファンに勝るとも劣らない。
 目利きのファンが多いので下手なプレーは絶対にできないが、ニュー
ヨークと違って少しでも成績が悪ければブーイングを喰うという事は
ないのだ。だから安心して野球に集中できる。
 考えてみれば昭和の怪物と言われた江川は回り道して意中のチームで
あるジャイアンツに入ったが肩を痛めたりして引退を早めてしまった。
 一方の松坂はJOC会長経験のある堤氏がオーナーのライオンズに入った
おかげで熱望していた日本代表のエースとして国際経験を積む事ができた。
そして日本一も経験し向後の憂いなくアメリカに渡れたし相応しいチーム
に入る事ができた。
 これは彼が野球の神様に愛されているという事だろう、ただしそういっ
たツキもいつかは落ちる。これからのメジャー生活がどちらに転ぶかは
分らないが日本を代表するピッチャーがどれだけ活躍するか楽しみにしたい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
契約はめでたい?けど (屯田兵幸男)
2006-12-20 06:51:24
横列びにどの局も松坂松坂松坂だったでしょ!他に話題ないのかよと言いたくなった、くだらなくてチャンネルまわしたよ
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-12-20 23:28:50
>屯田兵幸男様
 いや確かに、まだ活躍もしてないヤツをそこまで取り上げなくても来年は嫌でも見る事になりますので。
 ホント他にやる事ないのでしょうかね。
 
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