ウルトラマンダイナを改めて振り返る

 今日からウルトラマントリガー世界の続編としてウルトラマン
デッカーが始まるのだが、トリガーがティガ的な世界なのに対し
デッカーはダイナ的な世界らしい。

 今年はウルトラマンダイナ放送開始から25周年という事になる
ようだが、円谷作品には珍しくティガの世界を引き継いだ作品と
なっておりTV版ではスーパーGUTSと旧GUTSの競演といった内容
のEPまであったのだから個人的にはお気に入りの作品だった。

 シリアスな内容が多かったティガに対してシリアスさもある一
方、コメディ的なEPも度々見られるわけで振り幅の広い作風だっ
た印象が強く主役のアスカ・シンが父の背中を追い続ける息子と
いう設定は個人的にも琴線に触れるものがあった。

 そんな中で最も印象的だったのは最終EPが3話構成で最終章と
してティガの中で語られた人造ウルトラマンに宿敵スフィアが絡
む展開で、最後は太陽系を飲み込まんばかりに巨大化したグラン
スフィアとの最終決戦などティガ以上のスケールの大きな展開で
進む。

 ここでダイナは地球平和連合TPCが開発したネオマキシマ砲と
ダイナのソルジェント光線による攻撃でグランスフィアを倒すの
だが、その時に生じた次元の裂け目に落ちてダイナは帰還できな
くなってしまう。

 ティガでは変身アイテムのスパークレンズが消滅する形で変身
していたダイゴがヒロインのレナと結婚して一般人に戻るという
円谷作品初めての結末だったのに対し、ダイナは時空の裂け目に
落ちて行方不明になるという結末は悲劇的と語るメディアもあっ
たがマルチバースの世界で大怪獣バトルやウルトラマンサーガの
世界に客演するなど平成ウルトラの中で昭和でのセブンのように
客演させやすいキャラになったわけだ。

 それを考えると放映当初はティガの後だけにいろいろと比較さ
れていたのだが、なかなかの名作だったと思う。

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