大迫傑の決断こそマラソン復活への第一歩

大迫が米完全移住 駅伝も不出場で金狙う(日刊スポーツ) - goo ニュース

 今日のニュースに元早稲田大のエース・大迫傑がアメリカに完全
移住し、プロのマラソンランナーとして20東京五輪の金メダルを
目指すとの事。

 これは低迷する日本マラソン界にとって画期的な事で、個人的
にも待望の行動だと思う。

 昨日の びわ湖毎日マラソンを見ても日本人選手の不甲斐なさは
目に余るし、世界陸上の代表も東京マラソンで7分台で走った今井
以外は消去法で選ばざるを得ない状態で特に20代半ばの人材が育っ
てないのだが実情だ。

 マラソンで勝つにはスピードを強化するしかないし、そのため
にはトラックレースでの強化が必要不可欠なのに実業団の選手達
は会社の方針で駅伝中心の練習をする事になりトラックでのスピ
ード強化という要素が欠けている。

‘我々の時代は夏はトラックでスピードを鍛え、冬は長い距離を
走ってスタミナを養成するというスケジュールで箱根駅伝は息抜
きで走っていた’と瀬古利彦が言っていたように、駅伝の占める
割合がその程度ならばいいのだが駅伝の練習がメインになると
本末転倒だ。

 ただ実業団の選手は会社から給料を貰う以上は会社の方針に
従わなければいけないので、プロランナーとして退路を断って
マラソンに特化する選手でなければメダルなど口が裂けても言
えないと思っていたからようやくという感じである。

 実業団の選手なら五輪などで成績が振るわなくても食うに困
らないがプロの場合は生活に直結しており、そこが最後の勝敗
を分ける要素になるし実際プロ化した男子のボールゲームでは
プロであるサッカー以外は五輪出場すらできてないのは当然だ。

 優勝争いすらできなくても‘日本人1位’などと褒める ぬるま
湯状態の日本で走るよりも活躍すれば賞賛されダメならば罵声を
浴びる環境に身を置く事こそ今の日本人ランナーには必要なの
だから。 

 

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