キックベース筑豊大会を振り返る

 早いもので明日でキックベースの筑豊大会から1週間になる。

 先週の今頃は なかなか止まない雨にヤキモキしながら寝床に着い
たのだが、当日は見事な晴れでベストメンバーで大会に臨めるので
ホッとしていた。

 9月3日の監督会議の抽選会で5年&6年男子のAチームがグループ
AでUSUI6年と大隈・貞月子ども会の嘉麻勢と、4年男女が中心のB
チームがグループCで吉北ヨッシーズと下山田Aと対戦が決まって
いたのだが聞くところによると嘉麻市の優勝チームは案の定USUI
6年で初戦での対戦となる。

 一方Bと組んだ吉北と下山田は共に飯塚と嘉麻の2位なのだが市
の大会の時に4年チームは2位の大浦に4-23、3位の糒東に7-20
と4回までに大量失点して敗れているし筑豊大会はコールドがない
だけでなく最終回は7点チェンジもないという事で市の執行部に5
回も7点チェンジは?’と要請するも却下されていた。

 だからBチームは30点以内に抑えれば十分と思っていたのだ。

 Aチーム初戦の相手USUIは全員6年だから中学生相手にミニゲー
ムをしていたのだが、やはり圧倒されていたようで子供達には今ひ
とつ評判はよくなかったものの絶対にこの練習が役に立つと思いな
がらミニゲームなどの練習をしていたのだ。

 筑豊大会には一旦代打などを出されて引っ込んだ選手が次のイニ
ングになると復活できる‘復活システム’があるので、コレを上手
く使うなら後攻の方が断然有利という事からジャンケンで勝ったら
後攻と子供達に言っていたが市の大会では3試合全て先攻だったた
め納得しかねる雰囲気だった。

 一方で会場は天然芝だから芝の転がり具合など探るなら攻撃から
入れる先攻の方がいいわけで実際、1回から後藤寺チームの守備は
大混乱。

 1番にヒットを打たれた後に2番が投ゴロだったので3封と思って
いたら3塁手が送球を取り損なっただけでなくデッドボールライン
まで割ったので、1点先取されなおもノーアウト3塁という最悪の
スタートとなった。

 更に3番のライトフライをライトが落球するなど守備陣の混乱で
4点を先行される中で迎えた1回裏に1番&2番の連打でノーアウト
満塁とするが、3番&4番がフライを打ち上げて2アウトになった後
5番の走者一掃の3ベースから打線がつながり同点に追い付く。

 1回に4点を取られた直後は‘点が入る流れだから1点でも多く
返せ’と言っていたのが追い付けたので流れを掴め2回表を0に抑
えると、その裏には集中打で一挙に6点を挙げ10-4と完全にペー
スを握った。

 とはいえUSUIも強く3回に1点返されると その裏が0に終わった
ため4回にも2点を返され10-7となる。

 実は市の大会の最大のヤマ場だった鎮西戦も3-2から4回に5点
取ると安心したのか、その裏に2点返されただけでなく5回表を3人
であっさり終わってしまい流れを椿西に渡した形で最後は2点差で
1アウト満塁まで追い上げられたのを思い出したのだ。

 とりあえずUSUI戦は4回裏に何とか1点を追加し11-7とした後
5回に2アウト満塁からレフトフライ落球などで2点を失うが、後続
を絶って11-9で逃げ切りデッドイニングとなった裏にはスタメン
から外れたメンバーを起用して気落ちしたUSUIから4点取り記録上
では15-9の勝利となった。

 次は嘉麻3位の大隈・貞月だったので少しメンバーを入れ替えて
19-2で快勝して決勝トーナメント進出を決めると、準決勝で飯塚
の優勝チームで連覇を狙う花咲台に2回まで点を取り合ったものの
7-5で迎えた3回に一挙7点を取ってペースを掴み終わって見れば
15-9の快勝だった。

 花咲台は予選リーグでは下山田Bを完封しているし糒東にも5-4
で競り勝つなど勝負強いチームだから案の定2回までどう転ぶか分
からなかったのだが、3回表を0に抑え裏に一挙7点を取ってようや
く‘勝てる’と思ったものだ。

 そして嘉麻優勝のUSUIと飯塚優勝の花咲台に勝ったので決勝は
普通に戦えば勝てると確信し、ジャンケンで負けて先攻になった
ものの立ち上がりからの攻勢で流れを掴み13-1の完勝だった。

 思えば今年のチームは6月の花咲台との練習試合から始まり市の
大会まで全て先攻で勝ってきたわけで、筑豊大会のルールを意識
して後攻を取った2試合は立ち上がりのリズムが今ひとつ悪くミス
絡みで先制されていた。

 だから仮にUSUIや花咲台に負けていたら‘やはり先攻で行くべ
きだった’と思ったかもしれないが、いずれも その裏に追い付い
たり逆転したりして事なきを得ていた。

 それを考えると初戦のUSUI戦で0-4で迎えた1回裏にノーアウト
満塁から2アウトになった後に5番が打った走者一掃打が流れを引き
戻しペースを引き戻す事になったわけで、仮に5番まで倒れて無得
点に終わっていたら一気にUSUIの流れになり優勝したのはUSUIに
なっていたかもしれないと思うワケで紙一重の差での優勝だった
と思う。

 一方でBチームは初戦の吉北には0-11で得点力の高そうな2試合
目の下山田Aにも6-27で1イニング平均5点ほどで済んでおり、市
の大会から大きく進歩していたと思うので来年以降が楽しみだ。

 それにしても筑豊大会は3年前の上西郷や昨年の頴田に負けた試
合で大いに勉強になったし、今回もUSUIや花咲台をはじめとした
多くのチームと4試合もできるのだから光栄な話だし子供達だけで
なく指導者の私にとっても素晴らしい勉強になるので毎年出たいと
切に思うわけだ。

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