ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ふたりのウルトラマンを見て思うのは
2日夜にBSプレミアムでOAされたふたりのウルトラマンを見たの
だが、ふたりのウルトラマンは沖縄出身の脚本家・金城哲夫と上原
正三の事を指すと思われる。
金城哲夫ウルトラマン島唄が原作のような内容でウルトラマンと
いうヒーローの誕生秘話が描かれており、上原正三の眼から見た
金城哲夫をはじめとしたスタッフの姿を沖縄復帰と併せての内容は
いかにもNHK製作ドラマという形だったし金城哲夫の本土と沖縄の
かけ橋になるという夢と挫折といった内容だった。
どうやらNHKにはウルトラマン=金城哲夫=沖縄問題をリンクさ
せるアイコンとする流れがあるようで、少しばかり金城哲夫の負の
部分を強調し過ぎているのではないかと思ってしまう。
ウルトラマンのメイキングドラマについては89年にTBSがウルト
ラマンを作った男たち~星の林に月の船を2時間ドラマを作ったの
が最初で、実相寺昭雄原作の小説を映像化し三上博史が実相寺昭雄
を演じていたが原作にほぼ忠実に作られてなかなか面白かった。
一方NHKは93年に市川森一が書いた私の愛したウルトラセブンを
制作したのだが、こちらはウルトラセブンの製作現場とベトナム戦
争と絡めた内容で描かれていた。
こういったドラマが制作されるのはウルトラが日本の文化になっ
ている事を実感する一方、NHKが作ると政治色が強くなってしまう
傾向が強いのが難点だ。
まぁ今回のふたりのウルトラマンは満田かずほ&樋口祐三監督を
はじめとした当時のスタッフ達のインタビュー映像が流れたりする
など、なかなか面白い場面はあったが高揚感は今ひとつ。
もっとも最後に平田萬演じる上原正三が金城哲夫の墓参りをした
り書斎に、自らの手がけたヒーロー作品の脚本を置いて‘ウルトラ
マンを越えられない’と語っていたのが印象的だった。
上原正三は初代ウルトラマンを金城哲夫ならではの作品であり、
金城哲夫以外の人には作れないと帰ってきたウルトラマン大全など
でも語っているし初代ウルトラマン的な作品はないのを考えると‘な
るほど’と思ってしまう。
« なかなかでき... | GW中の天気の... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |