ニュージーランド3連覇ならず!

 
 9月20日に開幕し残るところ4試合となった今年のラグビーW
杯は今日から準決勝となり、第1試合は大会3連覇を狙ったニュー
ジーランドをイングランドが19-7で破り07年以来の決勝進出を
決めた。
 
 試合は開始早々イングランドが攻め込みツイランギのT&Cで7
点を先行してペースを握り優勢に試合を進めるがトライを決めた
と思ったらTMOで取り消されるなど追加点を奪えなかったものの、
前半終了間際にPGを決めて10-0で終える。
 
 後半も48分にイングランドがPGを決めて先に点を取ると57分に
自陣ゴール前でマイボールラインアウトをスチールされT&Cで7点
返されるが、以後もペースを渡さずに63分と69分にPGを立て続け
に決めて19-7とリードを広げ逃げ快勝。
 
 世界ランキング1位対2位という準決勝の試合で今大会大本命と
いわれたニュージーランド対イングランドという魅力的なカード。
 
 過去3度の優勝を飾っているニュージーランドは8回中5回優勝
を逃しているのだが95南アフリカ大会は決勝で、07フランス大会
はベスト8敗れたのを除けば91年・99年・03年と準決勝で敗れて
いる。
 
 つまりニュージーランドが優勝を逃すとすれば準決勝というの
が最も有力だったわけで今回その相手がイングランドだから負け
るとすればここだとは思ったが、一方イングランドはニュージー
ランド相手に91年・95年・99年と3連敗で特に95年も準決勝で
対戦し大型ウイングのジョナ・ロムーのに猛威に晒され完敗して
いるのでどちらの目が出るかという感じだった。
 
 実際開始早々からイングランドはエンジン全開で臨み早々と7
点を取るものの以後は追加点を奪えず、いつニュージーランドに
流れが行くかという感じだったが逆に前半終了間際にPGを決め
10点リードで前半を終了。
 
 本来ならニュージーランド相手に10点は僅少差という事になる
のだが、今日のニュージーランドはミスが目立ちラインアウトを
スチールされたりハンドリングエラーがあったりで57分に7点を
返して6点差に迫ったところで‘やはりニュージーランドか’と思っ
ていたらイングランドは立て続けにPGで‘次の点’を取りリードを
広げる。
 
 以後もイングランドはニュージーランドに1度もペースを渡す
事なく、12点差をつけて危なげなく逃げ切った。
 
 第1回からW杯はTV観戦しているのだが99年から07年までは
中継がスカパーで独占されていたので見る事ができなかったわ
けだが、11年から見られ始めたので考えてみればニュージーラ
ンドの負けを見られたのは95南アフリカ大会以来24年ぶりと
いう事になる。
 
 それを考えると今夜横浜に集まった観客は滅多に見られない
凄いものを見たという事になる。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ニュージーランドの (Bill McCreary)
2019-10-28 07:48:58
得点がラインアウトからのスティールによるものだけでしたからね。イングランドはPG、DGの失敗もあったし、NZLはそのチャンスすらなかった。ここまでの完敗は、そうはないはず。

試合前のハカの際に、ファレルの表情がとらえられましたが、オールブラックス相手にあそこ名での表情はできません。
 
 
 
反則を取れないNZ (こーじ)
2019-10-29 23:10:06
>Bill McCreary様
 そういえばNZは相手の反則を誘発しますけど、イングランド戦はイングランドが反則しなかったですよね。

 ペナルティすらないという事は、いかに押されていたかが分かります。
 
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