リアルタイムでビッグマッチを見られる幸せ

　昨年開局30周年を迎えたWOWOWの看板番組の1つがWOWOW
エキサイトマッチで、世界のボクシングの多くの試合が毎週OAさ
れている。

　当時の日本はWBAとWBCしか認定しておらずIBFやWBOの試合
映像はあまり見る事ができなかったのだが、WOWOWではレベル
の高い試合を優先的にOAしていたわけで特にWBOはオスカー・
デラ・ホーヤが保持していたタイトルのおかげでメジャータイト
ルと認識されていったわけでWOWOWがなければWBOの認知度
は先の話だったのではないかと思ったりする。

　開局当時のエキサイトマッチではマイク・タイソン戦こそ生中
継する姿勢だったが、多くの試合は1週間遅れが当たり前の状況
だった。

　だから94年1月に当時無敗だったフリオ・セサール・チャベスが
敗れた試合は2カ月近く遅れての3月上旬にOAされたにも拘わらず、
当時は当たり前の話でチャベスが負けた試合を見られるだけでもあ
りがたいと思っていた。

　何しろ当時のエキサイトマッチは中継する試合を紹介する時に
‘この試合は〇月〇日に○○で行われました’と高柳アナが語るのが
定番だったわけで、試合からそこそこ時間がかかっており専門誌
で既に結果を知ってみるのが当たり前という事に何ら不満を感じ
てなかったわけである。

　そして試合が終わった翌日に中継されるのをタイムリーOAと
言っていたのだが、最近はオンデマンドで生中継というのが主流
になっており今年は4月＆5月に5回もあるのだからありがたい話。

　4月13日にローマン・ゴンサレスの試合がOAされたのだが、こ
の試合は既にDAZNの生配信されており結果もみんな知っている
ので‘今さらか…’と不満げなコメントが見られたのが印象的。

　ちなみに一昨日はWBC・IBF・WBAウエルター級統一戦のエロー
ル・スペンスJrーヨルデニス・ウガス宣がライブ配信され、昨日は
レギュラー放送で見る事ができたので大激戦を2度にわたって見る
事ができたわけでホントにいい時代になったと思う。