ジャカルタ・アジア大会のみ夏に行われている

超人・右代啓祐が２連覇！　アジア大会十種競技

　インドネシアのジャカルタで行われているアジア大会・陸上競技
の男子十種競技で、日本の右代啓祐が2大会連続で金メダルを獲得
したのだが見ていて思ったのが相当暑そうな雰囲気だという事。

　私がアジア大会を初めて見たのは74テヘラン大会で9月に行われ
ていたのをはじめ、調べてみると殆どが秋の開催で8月に行われた
のは62年のジャカルタ大会のみ。

　基本的にアジア大会が開催される国は暑い国が多いのでバンコク
やドーハでの大会は12月開催だったし82年のニューデリー大会も
11月半ばから12月初めにかけてで、日本や韓国に中国での大会は
9月から10月というのが基本線である。

　巷では今年の夏が酷暑だった事もあって夏の甲子園では熱中症が
心配されていたし、2年後に行われる東京五輪の心配をとやかくし
ている中で日本より暑いインドネシアで8月に行われるのだから何
をかいわんやだ。

　最近の五輪が7月半ばから8月いっぱいまでの間に行われ始めた
理由として一番放映権料を払っているアメリカのTV局に配慮した
といわれているが、ヨーロッパでもサッカーリーグが始まるので
9月以降開催というのは歓迎すべきものではないはず。

　日本などでは五輪のような総合大会を最高の栄誉の大会と位置
付けているのだが、意外にも欧米では五輪の人気はそこまでなく
アメリカならMLBやNFLの方がヨーロッパではサッカーの方が人
気があるようだ。

　だからこれらの競技が始まる前に五輪を終えて欲しいというの
が欧米の本音のようで、北京五輪も本来なら暑さが和らぐ8月下旬
開幕が8月8日開幕になったという話も聞いた。

　今回のジャカルタ・アジア大会も夏に行われるので‘アジア大会
も夏に行われるようになるのか’と思っていたら、次回以降の中国
・杭州や名古屋開催は従来通り9月下旬から10月初めになっている
のを考えるとインドネシアならではの事情なのかもしれない。