やはり地元のチームがあるのは嬉しい

 早いもので富山でのセミナーから1週間が経つ。

 セミナー以外で印象深かったのが城端PAで新潟支局のメンバーと朝食を
取った時の話。 
 朝食を食べて何気に備え付けの新聞に目を通していたら富山のメンバー
が‘今日の富山はどうなるか?’と新聞に見入っていてると‘やはりJ2に
参入できたら応援しがいがあるよね、新潟がJ2に上がった時がそうだった
もの’と新潟支局のメンバーも言っていた。

 その新聞はローカル新聞だった事もあり他にも野球の独立リーグである
BCリーグやバスケットのBjリーグの結果も大きく載せているので みんな
嬉しそうだった。

 その様子を見て改めて地元に応援するチームがある事の
ありがたさが分かるのだ。

 考えてみると福岡には西鉄ライオンズという誇れるチームがあった。
 ところが私が野球に興味を持つ頃は西鉄から太平洋クラブ、クラウン
ライターと名前が変わり、その度に弱体化していった。
 そして78年限りでライオンズは福岡から所沢に移転してしまったのだ。

さすがに愕然としたが時既に遅し。

 89年にかつての宿敵である南海ホークスが移転してきたが、本来なら
‘かつての憎っくきホークスを誰が応援するか’という感情があるはずが
10年間の地元チーム不在の寂しさが、反発する気持ちを上回った。

 だからこそ移転当初のホークスがいくら負けてもファンは応援していた
し、その熱気が福岡ドームの建設につながり移転10年目の99年に福岡
移転後初の日本一となったのだ。

 高校野球が今でも根強い人気を誇るのは、やはり地元意識が最大の
要因だろう。


 だからサッカーのJリーグが発足した時に


‘企業名ではなく地域名を名乗る’という趣旨は

大ヒットだったし、これこそが企業依存の日本

スポーツを根底から変える第一歩となると思う。    

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
地元ファンに応援されないチームは問題ありきですね (なにわのヒバゴン)
2009-05-25 22:32:13
まさにその通りですね。私もホークスが福岡へ移転した際、果たして九州人に快く受け入れられるのだろうか。。。?とやきもきしていたのですよ。気質も違う九州に馴染めずに大阪へ戻ってくるのかも‥などと心配していました。しかし今やホークスは九州になくてはならないシンボルになりましたし、また一方では京セラドームも昔の南海ファンの声援も根強い(オリックスファンよりも多い日があるような‥)。元南海ファンは移転したことで、より郷愁を覚えているような向きもあるのでしょうね

やはり郷土性といえば高校野球。しかし年々、越境入学の選手が顕著になり、7~80年代のような甲子園大会の意味合いが薄れてきています。青森山田、光星学院、酒田南、明徳義塾などは関西球児がウジャウジャいますし、特に夏の出場校は力を入れる私立が大半を占める傾向が強いですよね。

野球の独立リーグやサッカーのJ2はまだまだ注目度は低いのでしょうが、応援できる対象があることで、地元民にとっては「おらがチーム」への思い入れも必然的に強くなるでしょうね。欲を言えば、富山や新潟のチームなら北信越出身選手がメインであってほしい。それが地元ファンにより親しまれる源になるでしょうから

箕島、市和商、県和商、南部、日高中津、桐蔭、和歌山工、伊都、向陽‥。まだまだ和歌山には郷土性を感じさせる高校野球チームはありますね。智弁和歌山もほとんど和歌山の選手で構成されているとはいえ、なぜか厳選エリート集団の感が強く、上記各校のようなイメージとは異なるんですよね。高嶋監督も長崎出身ですし‥。強打を引っ下げて今夏も戻ってくるのでしょうか。
 
 
 
たしかに (こーじ)
2009-05-27 00:18:36
>なにわのヒバゴン様 
 スペインのバスク地方のチームはバスク人以外はダメというチームがありますからね。
 独立リーグの場合はモロに地元だけというチーム作りも面白いかもしれませんね。

 とはいえ地元のみでは刺激がないので、そういう意味では他所から流入させるというのも1つの強化法ではありますけどね。

 ともかくレベルが低くても地元のチームがあるのは嬉しいと思います。
 
 
 
 
応援はプレッシャーを感じる反面、テンションも上がりますよね (なにわのヒバゴン)
2009-05-27 04:44:36
それは凄いですね。スペインのバスク地方のチームはきっと熱狂的なファンと一体となって戦っているのでしょう。一本のヒットだけでもホームラン級に喜んでもらえるのかも知れませんね

しかし地元ばかりでもレベルが大きく劣っていれば存続の危機にも関わってきますから、地元オンリーとは正直いかないでしょうね。野球ならスタメンで6人、サッカーなら7人位はその地区出身くらいが地域密着としては妥当な数ではないでしょうか

プロ野球不毛地域だった北海道では日ハムが、東北では楽天が見事にファンを獲得すると共に実力もグングンと伸ばしています。やはり応援(注目)される・されないでは選手のモチベーションも大きく違ってくるのでしょうね。楽天リーグ制覇と東北勢甲子園優勝はどちらが先にもたらされるのか‥私は注目しています。
 
 
 
応援あればこそですね (こーじ)
2009-05-27 23:06:25
>なにわのヒバゴン様
 やはり地元の応援あればこそ選手達も実力以上の力を発揮できますよね。
 福岡出身の某大関が‘応援が多いとプレッシャーになって辛い’などととぼけた事を言ってましたが、そういう者に限って大成しませんでした。

 東北の場合はやはり高校野球の方が早いのではと
思ってます。
 
 
 
ファンの声援がプレッシャーとは何と贅沢なのか。無視されて初めてその有り難みが分かりますよ (なにわのヒバゴン)
2009-05-28 02:04:03
大相撲も会場で観戦すると必ずしも応援ばかりでなく、汚いヤジもかなり飛んでいるようですね。あの北の湖も「全盛期はヤジられるのを発奮材料にしてきたが、30才くらいで体力とともにその気力も薄れてきた」のだとか。でもヤジも人気の裏返しだと思うのです。どうでもいい力士(選手)に声援など送らないでしょうし‥。そして晩年の北の湖に対しては何故かファンも温かったですよね。あれほど憎らしかった大横綱であっても、やはり時代を築いた労を讃えていたのでしょう。

プロ野球も昭和の頃は人気のセ、実力のパと言われてました。巨人V9以降阪急、西武が黄金期を築いた功績も大きいですね。「セのような華やかさはない。あくまでも腕で来い」と対抗したパのコワモテ(長池、森本、土井、竹之内、基、大杉、張本など)の面々は本当に子供心に怖かったです。初めて見た黒人の選手が阪急のライト、ウイリアムス。日本シリーズで広島や巨人は阪急に完敗しましたが、実力以上にあの威圧感にやられたのでは‥と今でも思うんですよね。
 
 
 
あの頃の阪急は (こーじ)
2009-05-28 22:55:37
>なにわのヒバゴン様
 あの頃の阪急は福本・大熊・加藤・長池・マルカーノ・
ウイリアムス・森本・中沢・大橋に高井と一騎当千のツワモノぞろい。
 投手陣も山田と足立のサブマリン2枚に、豪腕・山口高志と凄かったですよ。

 悲願のリーグ優勝したばかりの広島やV9の残党が中心だったジャイアンツが勝てないのは当然でしたね。
 だって戦力からして全然違いましたからね。
 それに迫力満点でしたし・・・・ 
 怖さで対抗できたのはジャイアンツのライトぐらいでしたよ。

 
 
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