11月3日は「ゴジラの日」シン・ゴジラ上陸実況ツイッターに注目せよ
今日11月3日は文化の日ではあるが62年前の54年にゴジラが
公開された記念日でもある。
今年は04年以来12年ぶりに国産のシン・ゴジラが公開された
だけでなく、大ヒットを記録している事からゴジラ系の話題も豊富
だった年だろう。
しかもシン・ゴジラでもゴジラが出現した日でもある。
市川実日子演じる尾頭ヒロミのPCに映ったゴジラの動画の日付が
11月3日になっているわけで、これも54ゴジラが公開された日とい
うスタッフの拘りが窺える。
シン・ゴジラは84ゴジラ以来のゴジラのみが単独で登場する作品
だったので、怪獣同士のバトルがないだけでなく84ゴジラに登場した
スーパーXのような超兵器も登場しない事から地味になりがちだと思
われたのだが意外に人間ドラマだけでも十分面白かったわけだ。
今では怪獣映画=子供向けという評価がステレオタイプで語られる
ケースが多いのだが、54ゴジラ以降の昭和30年代までのゴジラを含
めた特撮映画は志村喬をはじめとした名優達が必ず出演していた。
だからシン・ゴジラでも実に300人ものキャストが登場しているし、
1コマのみの出演でも存在感のある俳優が目立っていた。
また音楽も伊福部昭のような名作曲家が担当しているように凄く
クォリティの高いものだったわけで今回のシン・ゴジラでも重要な
場面では伊福部BGMが使われているし、特にエンドロールでは伊
福部作品メドレー状態で殆どの観客が席を立たなかったぐらいだ。
今回のゴジラはフルCG作品だったもののゴジラの動きのフォー
マットは、野村萬斎の動きを取り入れるなど日本式のテイストに拘
っているのが分かる。
ゴジラを含む特撮作品はまぎれもなく日本を代表する文化なのだ
から、その元祖である54ゴジラが文化の日に公開されたというのも
何やら運命的ではないだろうか。