羽生結弦プロ転向というスケート人生第二章


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/mdpr/entertainment/mdpr-3261330

 今日の夕方17:00からソチ&平昌五輪金メダリストの羽生結弦が、
都内でフィギュアスケート競技者として第五銭を退きプロのショー
スケーターに転向する旨を発表した。

 この報道は世界中に伝えられており、いかにフィギュアスケート
界で羽生の存在が特別かを実感するニュースだと思う。

 実績を見ると先述したように14ソチ&18平昌五輪連続金メダルを
皮切りに世界選手権でも金:2、銀:3、銅:2グランプリファイナ
ルでも金:4、銀:2、それ以外のジュニア時代を含む主要国際大会
で通算21個(金:11、銀:8、銅:2)ものメダルを獲得するなど空
前絶後の実績を残しているのだから凄いとしか言いようがない。

 考えて見ると羽生はノービス時代の07~08シーズンからスタート
し09~10シーズンに国際試合デビューだから、実に19シーズンにわ
たる競技生活だったわけである。

 羽生の実績に関しては敢えて記さないが基本的にフィギュアスケー
ターはプロであるショースケートに行くまでの格付けとして五輪や
世界選手権での活躍を目指すわけだが、逆に言えば五輪や世界選手権
でメダルを取れればショースケートに転向するというのがスタンダー
ドなコースのようだ。

 それだけ競技スケートというのは選手にとって過酷だし20代半ばで
五輪や世界選手権でメダルを取ると、多くの選手はショースケートに
転向するので個人的に少なくとも18平昌での五輪連覇を達成したのを
置き土産にショースケートに転向するのではと考えていた。

 ところが羽生は4回転半ジャンプを五輪で跳ぶというのをモチベー
ションに競技生活続行を決断し、とりあえず今年の北京で転倒したが
4回転半飛んだと認定されているので競技スケートでやり残した事は
なくなったのではないか。

 実際ブライアン・オーサーコーチはネイサン・チェンに勝つために
4回転半を入れないプログラムを提案したものの、五輪3連覇よりも4
回転半ジャンプ成功に拘ったという話を聞くと羽生が競技スケートを
続けるモチベーションが4回転半ジャンプだというのが分かった。

 つまり通常の選手であれば4回転半ジャンプ成功より五輪などでの
金メダルが重要なのだが、羽生は逆に4回転半ジャンプ成功への追及
が許される稀有な選手だったという事だろう。

 それを考えると過酷な競技スケートからショースケートに転向する
というのは必然であり、羽生のスケート人生の第二幕がスタートする
事が宣言されたと解釈するのがいいだろう。

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