40年前に実感したタバコ事情

 先日サリパーをかける常連客が来店されたのだが、このお客さん
はヘビースモーカーで1時間半近い施術時間中にタバコを吸いたく
なるようで2液タイムになると裏口から外に出て一服されていた。

 というのも最近の理容店では全面禁煙になっており店の中では基
本タバコは吸えないため、店の中で吸うわけにいかないので灰皿を
手渡して裏口から外に出て吸ってもらう事にしたわけだ。

 以前の我が店の床はタイル張りだったためタバコを吸うお客さん
は最後は床に吸い殻ごと落としていたし、96年12月に家を建て替え
た時から通常の床にしているため理容イスに取り付けられる灰皿を
準備して吸ってもらっていた。

 余談ながら40年前に修行していた福岡市内の店では師匠をはじめ
先輩方は全員タバコを吸っていたので、先輩方は営業の合間に裏に
置いている灰皿の所で一服していたし師匠などは店内にある灰皿に
タバコを置いて仕事をしたりしていたわけだ。

 当然お客さんもヘビースモーカーの方が多かったので理容イスに
最初から付いていた灰皿にカットをしながら吸い殻をツッコみなが
らスパスパ吸っていたし、下手するとカット終了後には5・6本入る
吸い殻が満杯になりシャンプーの時に吸い殻をゴミ箱に捨てて取り
付け直す事もしばしばだった。

 だからヒマになると師匠のマッサージをするのだが、その間にタ
バコを何本も吸っているので、タバコの煙を浴びながら仕事をする
のに慣れていた。

 修行が終わって帰省してもタバコを吸うお客さん、特にパーマや
カラーなど特殊を施術される人達の多くがスモーカーだったのでカ
ラーリングをしたりワインディング中にお客さんがタバコを吸うの
は日常茶飯事だったから今は全面禁煙になったのを考えると時代は
変わったなと実感するのだった。

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