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草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

光る君へ第46回刀伊の入寇

2024-12-02 07:45:20 | 最近見たドラマ

光る君へ第46回刀伊の入寇

 やったね「にぃにぃ」

 まひろはすっかり吹っ切れたと思っておりましたが、まだ道長に未練があるのでしょうか。二十年ぶりに出会った周明と再会しニコニコ顔だったのに、道長が出家し体調も悪いと知ると笑顔が消えてしまいました。。

 「都には私の居場所がない。書く気力も失せた」なん周明に愚痴っていましたね。あんな大作を書き上げた後です。後に来る喪失感も大きいのでしょうが、どちらかと言えば道長への未練が笑顔を曇らせた気がします。

 一方道長の方は体調も回復したのか割と元気でしたね。こちらの方もまひろへの思いは断ち切れてはいないようですね。違う場所で同じ月を見る二人。互いのこと思うとき二人はいつも月を見ていますね。

 こんな未練タラタラの二人はさて置き、今回は藤原隆家が大活躍しましたね。ドラマでは流星涼(りゅうせいりょう)さんという俳優さんが熱演されていますね。学者肌の中関白家の中で隆家だけちょっと浮いていた気がします。でもそこがまた流星涼さん演ずる隆家らしかったですね。

 この方は以前「ちむどんどん」という朝ドラの「にぃにぃ」役をやっていましたね。四人姉弟の唯一の男子で、主人公の兄に当たる「にぃにぃ」はもう最低な奴でしたね。家族の足を何度引っ張ったことか。私の中ではにぃにぃと演じる流星涼さんが同一化してしまい、流星涼=家族の足を引っ張る奴になっていました。

 ですからにぃにぃが演じる隆家を見て「こいつまた何かやりそうだ」と思っていたら、やっぱりやってくれました。花山院に弓を射かけた「長徳の変」。この後中関白家は没落して行きましたね。にぃにぃは大河に来ても家族の足を引っ張ってしまいましたね。

 ところが今回「刀伊の入寇」では大活躍でしたね。にぃにぃやりましたね!太宰府にきて来て人生が変わったとか。出世争いに未練はないのでしょう。髭もじゃのお顔で「出陣じゃー」の声が勇ましかったですね。

 さて今回はにぃにぃ、失礼しました。隆家の活躍と共に、刀伊と合戦シーンに多くの時間を割いておりましたね。今季初となる合戦シーン。これまで培ってきた合戦のノウハウを生かし、千年前の戦いを再現してくれました。とても綺麗な映像でしたね。大河と言えば合戦です。水を得た魚と申しましょうか。スタッフの皆様方の嬉しそうな顔が思い浮かばれます。

 

 


さて、道長の本心は?

2024-11-28 06:46:47 | 最近見たドラマ

「光る君へ」第45回はばたき

さて道長の本心は?

 第45回はばたきでは、「ものがたり」を書き終えたまひろは旅に出て、道長は出家してしまいましたね。

 最後にまひろの手を握ぎり「お前とはもう会えぬか?」と言う道長。「会えたとしてもこれで終わりでございます」と道長の手を払いのけるまひろ。

 未練タラタラの道長に比べ、まひろのほうはさっぱりとしたものですね。胸を押さえ苦しむ道長と、頭上を飛び去った小鳥を見てニッコリと微笑むまひろ。出家を決意しフラフラになって歩く道長と須磨の海岸を走るまひろ。対照的な二人の描写でした。

 幼い頃逃げた小鳥を追いかけて行って、三郎(道長)と出会ったのですね。何度かドラマの展開が変わる時は小鳥が登場しましが、今回が最後でしょうか?羽ばたいて行った小鳥は、道長への決別を意味しているのでしょうか?

  さて面白いのは出家を決意した道長を引き留める、妻の倫子のことばです。

「気持ちは変わらぬ」という道長に「籐式部がいなくなったからですの?」と言いましたね。一呼吸置き、何かを決意したような言い方でしたね。

 もう二人の関係バレバレって感じですね。倫子ちゃん(黒木華ちゃん)いつから気がついていたの?。最初から?なんて憶測してましました。

「何を言っておる」なんて道長は相手にはしていませんが、内心ドキドキだったのでは?「出家はおやめください」なおも懇願する倫子の手を「うるさい」と言ってはね除ける道長!

 だがそれで終わらないのが道長ですね。出家した途端元気を取り戻したようで、お友達の公任(きんとう町田啓太)斉信(ただのぶ金田哲)行成(ゆきなり渡辺大知)に、ちょっと頼りない跡取り息子の頼道へのバックアップを約束させましたね。

 「頼道の政を後ろで操るつもりか」と受け止められてしまいました。純な道長と腹黒道長が登場しましたね。さて道長の本心は如何に?脚本家の大石静さんから私たち視聴者に、判断を委ねられたようですね。


パンとスープとネコ日和

2024-11-22 17:38:33 | 最近見たドラマ

パンとスープとネコ日和(最近見たドラマ)

 ベテラン編集者のアキコは、長い間小さな食堂を営む母と二人暮らしをしていました。ところが母親が急死してしまい、店をどうしようかと迷っております。そこに一匹の猫が現れて、つい飼ってしまいました。その後出版の仕事から外されたアキコは出版社を辞め、母の店を改装しサンドイッチとスープのお店を始めました。

 タロという名前の大きな猫の他には、古くからのご近所さん(花屋の三石研さんや駄菓子屋の塩見三省さん、お向かいの喫茶店のママのもたいまさこさん)なども登場します。もたいまさこママはいい人なのですが、とっつきにくくてアキコの店のバイトのしまちゃん(伽奈)は怖いみたいです。しまちゃんはよく気がつき、アキコの頼もしい片腕になりました。

 店のメニューは日替わりのスープとサンドイッチだけ。二種類のサンドイッチから好きな方を選び、それにスープがつきます。これが実においしそう。なおかつ体によさそうです。訪れたお客さんたちは「美味しい」って、笑顔で食べています。「おいひい」なんて言わないところがいいですね。

 さて、小林聡美さん、もたいまさこさんとくれば、「カモメ食堂」や「ペンションメッツア」を思い浮かべる方も多いのでは。このシリーズといって良いのか分かりませんが、このシリーズが好きという方も大勢いるのでは無いでしょうか。私もこのシリーズが大好きです。

 愛だに恋だのっていう話でもないし、サスペンスでもコメディでもない。でもなんだか癒やされるし、登場する料理に魅了されます。特別手が込んでいるわけでないし、身近な食材を使っていますね。そして何よりも体に良さそうですね。私も今度作って見ようと思いながら、毎日一話ずつみておりました。

 そして最終話です。アキコのお店はしまちゃんが足を怪我したので、二、三日お休みすることになりました。そこで登場したのが、もたいまさこママのナポリタンです。これがまた美味しそう!アキコの作るサンドイッチやスープも美味しそうだが、たまにはまさこママのナポリタンも食べたいと思いました。。

 パンとスープとネコ日和は2013年作です。今よりちょっとだけ若い小林聡美さんやもたいまさこさんと再会できます。でも今も昔も変わらず素敵な人たちですね。

 


再投稿「決戦は日曜日」

2024-10-21 07:39:08 | 最近見たドラマ

再投稿「決戦は日曜日」

「光る君へ」毎週楽しみに見ています。あのお美しい一条天皇が崩御されましたね。中宮の彰子ちゃんがしっかりしてきましたね。一条天皇第一皇子淳康親王と中宮彰子ちゃんの仲をし心配する道長おやじが面白かったですね。

「敦康様は光る君に被れておいでだ」と二人の仲を心配する道長に、「自分が一番被れているじゃない」なんて突っ込みを入れてしまいました。さて次回はとのような展開になるのか。来週が待ち遠しいですね……。ああ、でも来週は選挙の投票日なので、お休みになるでしょうね。

 選挙結果も気になるけれど「光る君へ」も気になるところです。ただ今回は仕方ないですね。さて、選挙と言えば以前見た映画「決戦は日曜日」を思い出します。再投稿いたしますので、よろしければご覧下さい。

「決戦は日曜日」23.6.1投稿

 昨日は朝からテレビのニュースが騒がしかった。

 第一報は、北朝鮮がかねてより国際機関に通知していた衛星を打ち上げたと伝えた。列島に緊張が走りJアラートが沖縄県に発令された。その後衛星の打ち上げは失敗したと伝えられ、Jアラートも解除されたが……。

 私は第一報を聞いた時、前日にみた映画と現実の出来事の区別がつかずに、ちょっと錯乱してしまった。

 前日の見た映画の題名は「決戦は日曜場」という社会派コメディである。2021年1月7日公開の日本映画であり、監督坂下雄一郎。窪田正孝と宮沢りえが共演している。ことなかれ主義の議員秘書と政界に無知な熱意空回り候補が、日本を変えるため落選を目指す!?と紹介されている。

 さてこの二世候補、ことあるごとに問題発言や問題行動を繰り返す。そのたびに担当秘書は頭を抱えるのだ。

 しかしこのお嬢さん。態度や口の割にはピュアである。選挙戦の最中に、父親にミサイル開発の口利きの事実があること知ってしまった。公然の秘密を知らなかったのは自分だけだ。おまけに周りは秘書のやったこととして済まそうとしているのだ。そんなことでいいのか。

 その上自分が後継者に選ばれたのは父の意向ではなく、地方議員の策略だった。彼らにとっては何も知らない素人の方が、都合がいいからなのだ。

 令嬢は大いに傷つき立候補を辞めると言い出したのだが、すでにお膳立てはできており、もう手遅れだ。こうなれば落選するしかない。そこで秘書と二人で落選のための選挙運動を開始した。

 これ見よがしに問題行動や差別発言を繰り返し、秘書はその動画を炎上目的でSNS上にアップする。その極めつきが、父親代議士がミサイル開発企業から賄賂を受け取っている証拠写真のアップである。

 まずいことになったと支持者たちが気色ばんだとき、臨時ニュースで「北朝鮮が人工衛星を打ち上げると各国に通告」と伝えた。こんな大ニュースが出れば、口利きのスキャンダルなんて吹っ飛んでしまう。

 みんなで「万歳、万歳」なんてやって喜んでいる動画が、またまたSNS上に。ところがそのとたん北朝鮮が打ち上げの中止を通知してきた。まるで中止を喜んでいるような動画で、支持率を上げてしまった。

 これ以上書くとネタバレになってしまうので、この辺でやめておこう。ただ最後に年かさの秘書の言葉に考えさせられた。

「低い投票率でしたね。無党派が投票しないと、党の組織票で持っていけちゃうんですよね。それにミサイルみたいなことがあると、やっぱり右よりになっちゃうんですよね」

うーん。本来は宮沢りえさんの演技を誉めちぎるはずで書いたのだがなぁ……。


「光る君へ」第37話感想

2024-09-30 16:23:46 | 最近見たドラマ

[光る君へ」第37話「波紋」感想

 NHKの大河ドラマ「光る君へ」をいつも楽しみに見ています。

 今回はまひろの書いた「源氏物語」が冊子になりましたね。三十三帖になる物語は冊子ごとに、色分けされた料紙に書かれておりました。各巻の清書は何人かの能筆家に依頼して、藤壺の巻である薄紫の紙には藤原行成(渡辺大知君)が清書をしておりました。

 表紙もキラキラ輝いて、料紙に書かれた文字の上もキラキラ輝いておりました。色とりどり紙をみていると、第31話「月の下で」の一コマを思い出しました。

 この31話は源氏物語が誕生したは回であります。まひろの上に色とりどりの紙が落ちてくるシーンがありました。「源氏物語がまひろの上に舞い降りてきた」とそんな感じでした。

 何らかの物語を書いたことのある人なら、こんな経験したことがありませんか?モヤモヤとした頭の中に、突然物語が浮かんで来ることが……。私の場合は主人公が突然頭の中から飛び出してきて、どんどん話を進めていきます。

「そうよ。これ、これ、この感じ。分かるー!」と大喜びで見ておりました。

 でもその時ふと「何んで、色つきの紙なの?普通は白い紙じゃない?」なんて、ちょっと色つきの紙に違和感を覚えました。

 しかしその色つきの紙の理由が、今回の37話を見て分かりました。あれは今回のために演出家が、前もって仕掛けておいたてくれたのですね。市井の名も無き物書き志願者たちのために!

 ドラマはしっかり見れば見るほど、面白さが何倍にもなって伝わってきますね。スマホを気にしながら見るのは論外ですね。それから視聴率などで作品の評価をするのは、意味の無いことだと思いませんか?