月子日記

思うこと、好きなもの

うたたねに.....

2007-02-17 04:52:17 | 思い
うたたねに恋しき人を見てしより夢てふものを頼みそめてき
思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを

どちらも小野小町の遺した和歌。
恋歌である。
うたたねに好きな人をみてからというもの、夢などあてにならないとはいえ、
この夢を思う限り貴方といられる気がする。
好きな人のことを思いながら寝たら好きな人が夢に出てきた、夢だと知ってたら
目覚めなかったものを。
というような意味。
さっき、転寝したら、あきらめた人が夢に出てきた。
溜息をつきながら、頭に浮かんだ小野小町の歌。
高校生のとき、古典習ったなかに出てきて、そのときからずっと
印象に残って頭んなかにあった歌。
はふ。
夢だと知ってたら目覚めなかったものを、なあ。
間違いなく、夢でした。

おきて気を取り直し、長い人形針を手にしたわたし。
じゃららん♪と、必殺仕事人のテーマ曲くちずさみながら...
こんな針で刺してませんでしたっけ?
ぷすっと。
老舗の京針ですからね。
仕事人も使ってたかも。
ベアの鼻刺繍をしました。すっごく神経使う作業です。
針刺す位置ひとつで鼻のかたち変わってしまうから。
なんとか鼻と口の刺繍ができ、ベアらしくなった。

明日はほんとは食事に誘われてたが、キャンセルになった。
(恋しき人にではありませぬ。)
でもそれでよかった。
また掃除してその後ベアしなきゃ。
納期もせまってる。
来週からまた2週連続6日出勤の、しかも月末事務処理。
ふ~。
この土日休みを大切にしよう。

♪今夜はひとり、さっぱりひとり
ねじれたハートは休ませて(来生たかお♪ねじれたハートで)
この歌のピアノのイントロがなんともいえず好き。
転寝に恋しき人をみたとしても、ゲンジツねじれたハートで
ひとりなわたしなのです。
コメント
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