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「新潮45」が、キツーイ田中知事批判記事

2005年09月15日 | 長  野  県  政
17日(土)発売の月刊雑誌「新潮45」10月号に
http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/ 
「新党日本代表『田中康夫知事』のウソ」
というタイトルのキツーイ批判記事が掲載される。
ジャーナリストの上杉隆氏が何度も長野県に来て、百条委員会などを取材して書いている。東京での田中知事の単独インタビューや外国人特派員協会での田中知事の講演の模様も盛り込まれている。
上杉氏は石原慎太郎東京都知事や田中真紀子衆議院議員などの著作数冊がある。田中康夫にも以前から関心を持っていたようで、知事になる以前のアッと驚くようなネタも持っているが、際どいネタだけに今度の記事にどこまで生かされるかビミョー。
 
15日夜、一足早く入手した早刷り版を見るとー。
記事は8ページに及ぶもの。内容は、このメルマガの読者や田中県政に関心の深い方だったらたいてい知っているようなことが中心だが、細部に目新しいこともある。これまでマスコミにはほとんど出ていないことが多く書かれている。信濃毎日新聞ばかり読んでいる人が、この記事を読むと腰を抜かしてしまいそうだ。
 
面白いところのごく一部を紹介するとー。
9月5日、「新党日本」立ち上げの記者会見の後に、同事務所で行われた田中知事との個別インタビューでのやり取りの模様が以下のように書かれている。
 
-批判的なメルマガでは「百条委員会逃れの国政関与」とも書かれているんですが。
 
田中知事=思えば新潮社は随分と異なるメンタリティーのところへ行ったんだな(と、遠い目をする)。新潮社に未来はあるんでしょうかと、佐藤さん(新潮社の社長)に今度会ったらお話したいと思います。
 
ここに出てくるメルマガとはこの田中県政追撃コラムのこと。その後、田中知事は、社長を知っているんだゾーと露骨に圧力を掛けている。いまどきこんな垢抜けない圧力の掛け方をする政治家も珍しい。自分の気に入らない取材に圧力を掛け、恫喝するのは田中知事がよくやることだ。
 
また、9月7日に外国特派員協会で行われた田中知事の講演の席上で上杉氏は、田中知事が「長野県の累積債務を547億円減らした」と言っていることについて疑義があると質問している。 
http://www.videonews.com/2005election.html
その動画 ここから田中知事分をクリック  殆ど終わりの 1:30 ごろ上杉氏登場
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なお田中知事は、「新党日本」党首になり、めでたく全国区にクラスアップ。中央マスコミ的にはネタとして扱いやすくなり、そのためか複数の週刊誌が取材をかけている。
マスコミ好きの田中康夫にとって嬉しい限りだろうが、喜んでばかりもいられない。これまでと違って批判モードの記事となるからだ。得意のマスコミ操作テクがどこまで通用するか見もの。
 
総選挙の際行われた各テレビ局の党首討論を見ていると、国政レベルでの通用度はかなり低いことが露呈した。各党首の話は具体的だったのに比べて、田中知事は理念的なものが主だった。ヨーロッパの話を得意げに持ち出していたが、自国の総選挙の時にする話でない。
 
国政には”通用しない奴”との印象を受けた。(長野県でもダメなのだが)よっぽどトロくなければ、上辺はともかく内心は、自分でもそれを感じ取ったのではないか。まぁ、論理的に己の非力を自覚したのではなく、直感的に感じたレベルだろうがー。しかし、そうなると「国政はハードルが高いから、もう少し長野県にしがみつくか」と考えるかもしれない。
 
党首就任直後、「NHKニュース10」で有働由美子アナが田中知事に中継インタビューしている場面をたまたま見た。有働アナは「具体的、簡潔にお答えくださいー」といった趣旨のことを何回か田中知事に言っていた。NHKにしてはこれは大変失礼な対応だと思うが、それでもこう言わなければならないほど、田中知事の”多弁空疎発言癖”はひどいといった情報が、長野から東京のスタジオに上がっていたのだろうか。

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