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”疑惑”の「木製ガードレール」県庁前にサンプル設置

2005年10月06日 | 長  野  県  政

 ”疑惑”の「木製ガードレール」県庁前にサンプル設置

県庁正面駐車場入り口などに木製ガードレールがサンプル用に設置された。どんなものか県民に見てもらうためのものーと県では説明している。
当ブログ 2005年08月19日 概報
http://blog.goo.ne.jp/tuigeki/d/20050819

当初、二カ所の予定だったが玄関前にも設置され、三カ所で費用は約150万円。9月16日に完成した。

玄関前に設置されたものを見て
「山羊でも飼うのですか?」
という県民がいたとか。確かに知らないで見ると牧場の囲いのようにも見える。

木製ガードレール事業費は2月議会では2億1700万円を1億円に減額され、6月議会では1億6800万円計上されたものの全額削除されている。それなのに田中知事は、また9月議会で1億7000千万円を計上してきている。

なぜこれほどまでに田中知事が「木製ガードレール」にこだわるのか分からない。表向きの理由は「間伐材の有効利用や景観への配慮」だがこんな話もある。

カギは木材乾燥機だ。3~4千万円するという。山から切り出した木をそのまま使うことは出来ない。乾燥させてから使う。それに必要な機械だそうだ。
これを知事後援会幹部や知事を支持する議員が関係する木材会社が、甘い見通しの元に先行購入してしまった。

この代金償却のために「木製ガードレール」事業が編み出されたーというのだ。信じられますか皆さん。これには誤解もあるようだが、こういった誤解を生み出すのも知事の不徳の致すところでもあろう。

議会はこれまで「財政事情が厳しいのに緊急性がない」などという理由で反対していたが、5日行われた県土木委員会では一部の議員が賛成に回り、5対3の賛成多数で可決された。本会議でどうなるかは微妙だ。

木材乾燥機には県の稲荷山養護学校建設問題も関わっている。
これについても議会と田中知事の間には大きな誤解がある。誤解の原因は田中知事の説明意欲と能力の不足だ。田中知事は口がうまいので説明するのが上手だと思われがちだが、そうでもないことに気付いた。自分の思い込みを勝手に披瀝して、これを理解しないのは遅れているーと決め付けがちだ。
”誤解”について説明したいが、ややこしい話なので後日に回したいと思う。


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