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松林経戦局長、連夜のタクシー帰宅 月6万円!

2005年09月08日 | 長  野  県  政

                      [写真は県庁と客待ちするタクシー]

松林憲治・経営戦略局局長(52)が、毎晩のようにタクシーを利用して帰宅している。
松林局長の自宅は川中島の古戦場近く。県庁から7~8キロの距離で、長野市のタクシー会社数社に聞くと深夜料金で約3千円、所要時間は20分ぐらいではないかという。


松林憲治・経営戦略局局長

松林局長に「過去三カ月に実際どれぐらい使ったか金額を教えてほしい」と直接の回答を求めたのだが、「都合の悪いことは部下まかせ」らしく、経営戦略局秘書広報チームを通して
「それは情報公開請求でやってもらうんだな」というご返事。

この程度のことは情報公開請求するほどのものではない。こんなことだから残業が増えるのではないのか。行政の簡素化を声高に叫ぶのは得意のようだが、実践する気はないらしい。
”開かれた県政”を標榜している割にはクローズドな経営戦略局長の態度だ。

しかたないので概算するとー。
広報チームの説明では、松林局長はほとんど毎晩午前1時、2時まで仕事をしているという。何をそんなにすることがあるのか?と思うが、月に20日勤務で、ざっと6万円が一カ月のタクシー代ということになる。

タクシー利用は、「バスや電車がなくなる遅い時間まで仕事をしているから仕方ない」というのが広報チームの説明だが、県職労幹部や議員に聞くと強い批判の声が出る。


「職員には給与カットを強いたり、あらゆる経費の削減を求めておきながら、その大元の経営戦略局長が月6万円のタクシー代を使っているのは、県民感情として納得できないのではないか。そんなに毎晩遅くなるほど仕事があるとも思えない。もっと早く帰るようにすればいい」(県職労幹部)

「議員は議会に行くときの交通費にも気を使っている。議員の交通費は議会開催当日に行かなければ出ない。遠方に住んでいる議員が、前日に準備のために行くと交通費は自腹となる。そうしたなかで、松林局長が高額のタクシー代を使っているのは腹が立つ」(ある議員)

松林局長は、朝は奥さんが運転するマイカーで登庁し、夜はタクシー。
通勤の申請は「自家用車利用」でしているという。これには月額一万円ほどの補助が出る。通勤費の二重取りの可能性も指摘されている。

これについて松林局長は「何度かタクシー代を自腹で払っているので問題ない」としているが、「領収書も示さないでなに言ってんだ。二重取りではないか」と議員は反発する。


県庁では冗費節減のため今、タクシーを公務で利用することはほとんどないという。
「たまに利用してもそれは自腹。遠距離は乗らない。乗っても千円が限界」というのが職員の声。

タクシー利用を許可するのは所属部局長の権限。松林局長の利用を許可するのは松林局長ーということになる。早い話がお手盛りでチェックが利かない状態。

 

松林局長は、以前は閑職にいて田中知事に引き上げられ、あれよあれよというまに実質的ナンバー2の今の地位に。知事サイドに立った言動が目立つ。職員の中からは「無能力だが、知事に気に入られるようなことをして今の地位についている」と酷評する声が一般的。ほとんど擁護する声が聞かれないのに驚く。権力者は、どんな人間をそばに置くかでその真価が問われるものだが、ある意味、田中県政の実態を示す象徴的人物か。

議会でも迷走答弁が多く、度々紛糾させている。「松林局長の言動改める決議」など二度の譴責処分も受けている。

参考新聞記事

松林局長に誠意ある議会対応求める決議
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=33&kiji=278

「局長の言動改める決議」発議/総務委
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=33&kiji=373

松林局長は県の対応正当化 住民票問題
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=33&kiji=361

県一転、返還の意向 知事後援会の公務会議費用負担
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/023/1067.htm


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