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副知事候補 沢田祐介・県衛生部長 に内部分裂期待でマルか?

2005年09月28日 | 長  野  県  政

写真は9月議会議場での蝶ネクタイ姿の沢田衛生部長。最前列右端

田中知事は9月定例議会に沢田祐介・県衛生部長(58)を副知事に、会社社長の野村稔氏(58)を教育委員に、小布施町長の唐沢彦三氏(70)を公安委員に、旧北佐久郡望月町長の吉川徹氏(68)を人事委員にする人事案を提出しているが、このうち注目の副知事ポストの沢田氏に「マル」を付けたらどうだという空気が議会内にある。
マルというのは丸をつけるということで、その人事案を通すという意味。議員の間でよく使われている。逆の意味でバツという言い方もよくされる。

沢田氏は蝶ネクタイがトレードマーク。キャラが強く個性的。プライドも高いらしい。
「田中知事と合いっこない。副知事になれば田中知事と喧嘩するのは火を見るより明らか」といった内部分裂期待論からのマルだ。
蝶ネクタイは県職員になってからはやめていたのだが、この9月議会になってから付け始めた。議会理事者席でも異彩を放っている。久方ぶりに蝶ネクタイを付けた心境の裏には何があるのだろうか?

沢田氏は元東部町立ひまわり病院長で任期付き職員。
病院長を辞めたのも、病院の赤字責任を市議会から追及され、土屋哲男東御市長と喧嘩して「それなら辞めてやる!」といったもの。周辺市町村の首長の間でも「なかなか難しい人」といった評判。


ほかにマルなのは唐沢氏。町村会長を歴任し、温厚だが、言うべきことは言う人柄でバツをつける理由が見当たらない。最初は田中知事に理解を示す発言が多かったことから田中知事派か?とも見られたが、是々非々で筋を通していただけ。
「まともなのはこの人ぐらい」というのが今回の人事案についての議会側の声。

唐沢氏に聞くとー。
「十日ぐらい前に田中知事から電話があった。イエスマンになるつもりはない。ガタガタ言ったら俺は次の日には辞めちゃうんだよと言った」
これに対して田中知事は
「思ったとおりのことをしてくれればいいんですよ。あなたに期待してますよ、あっはっははー」だとか。

議会の中には
「田中知事の任期が一年を切った今ごろなんでこんな役を引き受けたのか?」と首をひねる向きもあったが、この経緯を知れば一安心か。

唐沢氏は、百条委での田中知事の態度についても批判的で
「聞かれたことには話をそらさないでしっかり答えなければダメ。世界中(ヨーロッパのことなど)を飛んで歩くような回りくどい話をされたら聞いているものは訳が分からなくなる」
といっているが、こういった意見に田中知事がどこまで耳を傾けるか疑問。
ご意見番的立場でしっかり意見を言っていただけると思うが、それだけに田中政権の新たな火種ともなりかねない。

  追加
教育委員に提案した野村稔氏(58)だが、これは8月10日に野村氏が経営する野村ユニソン株式会社(茅野市)を田中知事が企業視察し、そのとき田中知事が野村氏を見初めたからのようだ。
野村ユニソンは先進的企業で、野村氏は斬新な考えの持ち主で弁も立つ。視察の際、そんな野村氏に田中知事が一目惚れ。しかし、野村氏は金子ゆかり前県議の副後援会長だったこともある人物。金子前県議は父親の後を継いで県議になった二世議員で田中知事が常々批判するタイプ。
田中知事はそんなことも知らずに一方的にラブコールを送り、野村氏は断りきれずに受けてしまったーというのが真相のようだ。
人脈払底した田中知事がちょっとの縁に縋り付き、苦し紛れに持ち出したのが、この人事案なのでは?というのが議会事情通の見方。

     お知らせ。
ライブドアブログも併用しているが、そちらはサイトのほうでシステムのリニュアールが行われたのだが、接続状態が非常に悪く、記事がアップできない状態が一週間ほど続いている。なんのためのリニュアールなんだか?
しばらくのあいだこのGOOブログにアップされることになる。ライブドアブログがいつ改善されるかまったく分からない。


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