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田中知事「一般からのメールも公文書」を修正答弁

2005年02月24日 | 長  野  県  政
田中知事は、いま開会中の2月議会本会議で、
「知事のメールアドレス governor@pref.nagano.jp 宛てにきた一般からのメールも公文書である」と、23日に答弁して問題になっていたが、きょうの本会議の答弁の中で、わざわざこの問題について自分から触れ、修正答弁した。さすがに、マズイと思ったということだろうか。

修正答弁で、
「公的文書とは、プリントアウトされ、職員間で回覧され組織的に利用されること」
などと定義した。

これはそもそも、23日の答弁が間違い。田中知事の”無知”によるものだが、その背景には情報管理に対する問題意識の低さがある。田中康夫は作家の肩書きで、マスコミや情報について語ることが多いことから、情報について問題意識が高いかのように錯覚されがちだが、それは勘違いだ。

田中康夫はこういうことについて語ることが”格好いい”と思っているから口に出しているに過ぎない。問題意識のかけらもないことがこの答弁で露呈した。多少でも問題意識があったら、「一般からのメールも公文書」などという馬鹿なことを言うはずがない。な~んにも考えていないのである。こんなことを言い出す意識の底には”自分は官の一員、権力の中枢にある”といった驕った意識が感じられる。そこには市民の意識や目線はない。

修正答弁するときの言い回しも、姑息で、はっきり「きのうの答弁は間違いでしたので訂正します」とは言わないで、持って回ったような言い方だ。何を言っているのか分からないような言い方で、自分の言論に責任を持つものの態度ではない。言論人たる者、自分の発言は明瞭にしなければならないーのは最低限のことだが、それすら意識にないようだ。田中康夫を評するに言論という言葉を使うも片腹痛いが、とんでもない”まがい物”を知事にしてしまったものだ。
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