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Days with cannondale   デイルな日々

JIM's memo    We are Team The Lewis    肉体性を追求せよ

XTERRA JAPAN 2012 2012.8.25 (2/2)

2012-09-01 22:51:04 | Race Report

 トランジットまで脚が重い。ウエット上半身を早歩きしながら脱いだ。相変わらずモタモタトランジション。バックパックを背負う。バイクに跨りいざトレイルヘ。序盤は障害物が次々と現れアップダウンが激しい会場周辺のシングルトラック。あおられた選手に気を使ってスルーさせてあげようと停まったが、体制が悪く左下3mほど藪の中にバイクと共に落車。完全に頭から仰向けに。幸い左すねを少しぶつけただけで済んだ。後で思えば本当にラッキーだった。枯渇した川の岩セクションは途中まで乗っていったが、無難に半分で降りた。こんなコースが25kmもあるのかと愕然としたが、9kmくらいのところから王滝的なダブルトラックの登りに変わったので安心した。しかしその後、また担ぎ上げ丸太階段を登り、バイクから降りても下れないような突っ込みたくなる(本当に笑ってしまった)ダウンヒルが度々現れ体力を奪ってゆく。急なマッド下りは後続のバイクが振ってこないか心配した。それくらい自分も自分の身体ごと滑り落ちそうだった。踏み外したら10mくらい滑落して最後湖にジャボンというようなシングルも所々。狭い丸太階段の登り下りはバイクを降りるしかなかった。途中のエイドでウィダーを摂取。丁度半分くらいでオジサンサポーターからのオレンジは生き返った。最後は序盤のテクニカルシングルトラックを再び走り、やっとの思いでトランジションに入った。後で聞いたら95%の乗車率とオガさん。計り知れないテクニックの差である。自分は60%以下だっただろうか。

 バックパックをおろしトレランシューズに履き替えエイドへ。オレンジにむしゃぶりつく。最後のトレランは1周5kmの周回コースを2周。まず水面際のトラバースロックセクション。踏み外したらくじいて一発リタイヤなので慎重に進む。すると突然の雷雨。ドッと大粒の雨が一気に振り出した。1キロくらいだろうかすごく長く感じた。湖畔沿いが終了し森の中へ。「さあここが噂のロープセクションです!」とずぶ濡れサポーターのお兄さん。ロープなしでは登れない急登。滑るのでかなり苦労した。『どこまで体力を奪おうとするコースなんだ!』と心中絶叫。倒木を乗り越え、潜り抜け、滑り落ちるように下り、こけたらダイブin泥沼で完全罰ゲームな箇所をやっとの思いで進む。『もう1周でいいんじゃないか?』と弱音が出てきた。全身ずぶ濡れで寒くなった。小さなトンネルをくぐる。縦に綺麗に並ぶ小さなキャンドルの演出にこの大会の温かさを感じた。本当にサポーターがすばらしい。後半に「沢で~す!ルンルン」とサポーターお姉さん。スバラシイ。踏み出すと1周目は左足が泥にズッポリはまる。2周目は膝までずっぽりはまった。スバラスイ。なかなか距離が稼げずSUNNTOの距離が気になった。アスファルトに出ると会場が近づき大きなアナウンス。さあラスト1周。

 エイドでスポーツドリンクを2杯。理由が分からないがここで止まっていた脚が身体が一気に動き始める。10人は抜かしただろうか。湖畔際の岩の上を歩かず走れている。MTBの中盤下りで抜かされ、砂利登りで抜かし返し、またすぐに抜かし返されたORBEA兄ちゃんをロックオン!するまでもなくパス!身体が動き、萎えた気持ちが一気に立ち上がった。黙々と急いだ。ゴールは近いのか?沢下りは慎重に。アナウンサーの声が聞こえる。ゴールが近い。雨が止んでいる。最後アスファルトにでた。ググっとラストスパート。遠くの雲の隙間から青空が。左に雄大な湖畔が。空を見た。天を仰いだ。ゴーーーーール!

 アフターパーティはDNSでも会場入りしたケンジラさんとファミリと一緒に。夜が暮れ会場に灯がともる。ステージでは民族ミュージック&ダンスでフェス感あふれる雰囲気だった。食事、お酒で皆さんリラックス。そして外人招待選手を抑えチャンピョンに輝いたオガさんの表彰式を最後に幕を閉じた。すばらしい。レポートはこちら

 スタッフ、選手のさん有難うございました。本当に温かいレースです。またお会いしましょう。


トップ選手のバイクが並ぶ、、


その中に、オガッチスカルペール29er!!!!


ゼッケン208は私のペールさん




レース後 パーリィスタート間近


お、お、お、おめでとうございます!


フォトバイケンジラ


また次の機会に、丸沼ありがとう