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Days with cannondale   デイルな日々

JIM's memo    We are Team The Lewis    肉体性を追求せよ

2nd stage『第4回Mt.富士ヒルクライム』

2007-06-08 23:06:13 | Race Report
date   : 6/3(sun)
category : bike(CAAD5)【ROAD30~34歳男子】
spec   : tire/vittoria 20C ultra speed,sprocket/12~27T
route   : START「富士スバルライン入口」~GOAL「富士五合目」
【SUUNTO T6 monitor】
無し

【memo】
 光る緑の中に吸い込まれていく。美しく伸びるMt.富士の裾野。

 家に忘れてしまいモニタレス。心拍計そしてサイコンまで無いレースは裸で走っているようだった。ドライブチェーンがインナー側に外れる。素早く仕切りなおし。数々の選手が右脇から抜けていった。そして自分も数々の選手を追い越していった。程よく自分を追い込んでいく。どんどん追い込んでいく。The Rolling Stones『悪魔を憐れむ歌』のintroが坂を平地にする。Mickの声が回転数を下げさせてくれない。跳ねまくるKeithのベースライン。全身掻きむしるようなギターソロが聞こえたとき泣きそうになった。なぜかわからないがこの全身からあふれ出てくるパワーに泣きそうになる。『そう簡単に悪魔に取り付かれるわけないが悪魔に取り付かれてもいい』なんて分けわからないことを思った。泣いてもいいんだと思い、全てを解き放ったとき、風を感じた。
 残り2.5kmの看板が見えると勾配が緩やかになり、その機会は訪れた。数キロ張り合っていた周辺の選手達を一気にパス。とにかくテンションがあがる。苦しくて声が出る。かまわず「アッ」「アッ」と声に出しながら、speedを上げた。一人また一人追い越していった。己を抜き去る。そして今パスした俺達が俺を追ってくる。よだれを払う力も残っていなかった。身体の末端部が痺れ始める。俺の一人が「ラストッ~!!!」と怒鳴り、俺をまた抜きにかかった。そのとき右ふくらはぎに激痛。足が攣った。だいぶ気温が下がり霧霞む先に集団が見えた。最後の勾配だろう。右足が攣りつつも進むしかなかった。さっきの俺に俺は抜かし返される。目の前には俺の集団。力尽き一気にペースダウン。「クソっ」と叫ぶ。抜かし返される。ゲート目前、だいぶ前に並走しながら声をかけたT-REK兄ちゃんが左脇に現れ俺をパス。そしてまた並ぶ。最後の力を振り絞りT-REK兄ちゃんを左手であおった。「ラストッーーーー!」
 我らTTLにゴールは無い。

【result】①category(30~34age)ranking ②total ranking ③time
JIM   ①223/696 ②936/3620 ③01:29:16
BEAT   ①495/696 ②2352/3620 ③01:51:54
max GAYA ①686/696 ②3559/3620 ③03:02:14


     

1st stage『第4回時空の路(ときのみち)ヒルクライムin会津』

2007-05-25 02:56:03 | Race Report
date   : 5/20(sun)
category : bike(CAAD5)【ROAD30~39歳男子】
spec   : tire/vittoria 20C ultra speed,sprocket/12~27T
route   : START「会津美里町」~GOAL「氷玉峠」
【SUUNTO T6 monitor】 HR-心拍数
distance/time  : 14.35km/00:44.05(9:34:06~10:18:11) 
average speed  : 19.5km/h
max speed    : 42.9km/h
HR min/ave/max  : 152/177/187
HR inside165/125 : 0:01.20
HR over 165    : 0:42.50
asent total   : 574m
エネルギー消費量   : 660kcal
【memo】
 終始、心拍が下がらず困惑した。激しい呼吸は続く。雨粒が身体を冷やし目の前を曇らせた。レース序盤は平坦なコースが選手達を加速させる。集団がばらけ、村民の声援が多く聞こえるようになった頃が峠の入り口。心拍が170以下になってくれずこのまま行くかペースを落とすかか悩んだ。
 「あと5km」の看板が見えたころだったと思う。右脇から抜いていくブルーのTREK兄ちゃんの横顔を見た時、敗北を感じた。彼のあごからはハンドルバーと繋がる程のツララのような唾液がフラフラと踊っていた。粘り強いそれはまさに彼の強さそのものを表していた。何に負けたのか。そうだ自分に己に俺は負けたのだ。完敗。。。下山時の冷たい雨は全てを洗い流してくれただろうか。また一からやり直せばいい。2007年TTL的ツールが会津の新緑と共に始まった。
 我らTTLにゴールはない 。
result】①category(30~39road)ranking ②total ranking ③time
JIM   ① 74/173 ②192/476 ③0:43:28
BEAT   ①149/173 ②411/476 ③0:54:39
max GAYA ①171/173 ②472/476 ③1:10:55

     緊張max/受付会場/コース下見

       大会当日早朝/start地点緊張な2人

  vittoria ultra speed/冷たいの氷玉峠へ突き進む

    GOAL地点数キロ先のテント内/もてなしに癒される選手たち/ゴッツ寒い中、温かい笑顔でヒエヒエのアイスを渡された/ふくよかな団子とお母さん

   キターーー!GOAL!BEATそしてmax!

   敗北の雨に打たれながら下山