人間は暇である。

「人間は暇である。故に何かを始めることができる」をモットーにプラモ作ったり日常語ったりしてます。

空の境界・ブルーレイボックス

2011-02-07 13:05:44 | 日記
さてさて、自宅に届いたのは発売当日の2月2日だったのですが、なんだかんだと今になってレビューします。
本当は「とりあえずブルーレイで全章見直してから書くぜ」なんて思っていたのですが、挫折。一章と特典ディスクしか見てない。

まーそれはそうとちょっといろいろと凄い事になっているボックスについて軽くレビューしたいかと。
終章の感想も書いているので、未見の方はネタバレ注意。

まずもって笑わされたのは、輸送用外箱。
取っ手付きってなんだよおいw

2キロもあるんじゃしょうがないか!


ちなみに私はアマゾンで買ったので37744円で済みました。ま、ついでに1万円のブルーレイプレイヤー(持ってなかった)も買ったので出血多量なのは変わりませんが。
ちなみにプレイヤーは安物すぎてイマイチブルーレイの実感がわかない画質。電器屋で見かけるのは性能トランザム状態で再生してるだろうからあそこまで美しくは無いと思ってたが、まさかここまで普通とは。

で肝心の化粧箱はこんな感じ。

書き下ろしのイラストがすごくいい雰囲気ですね。でもなんで5~7章仕様?w
個人的に好きなキャラだからいてくれてうれしいけど、作品全体として考えたら鮮花より藤乃とか霧絵じゃね?っていうか織は必須じゃね?w
まあそのあたりはいいんですけどね。

あ、ちなみにこの化粧箱、縦27センチ・横29センチ・高さ3.5センチあります。置き場にガチで困る大きさ。幸せは大きさの二乗に比例する。つまりエクスタシー。

でも内容物はぱっと見あっさり。ディスクケースとブックレットのみ。

逆に言うとこれにどれだけ手間がかかってるかって話になるんですけどねw
まずもって、このケースとブックレット、表紙が起毛処理されてるんですよ、これ。
ホコリがつきやすかったり触ると跡がついたりしますが、とりあえずすっげー豪華。

でこれがディスクケース。

中身こんな感じ。

単純にブルーレイ8枚買うと、7000×8=56000くらいはかかるわけだから、むしろ安い方なのか、これ。

こちらブックレット。正式名称ビジュアルクロニクルブック。ついでに重量増加の根源の渦w

中は大っぴらに見せたらマズいのでしょうが、とりあえずこんな感じ。

イラスト自体は既に見たことあるものばかりでしたが、まーやと原作者二名との対談が良かったです。


さてさて外側の話はこれくらいにして、
中身の話でも。っても事実上スペシャルディスクの内容になるのですが。
収録されているのは
・「空の境界」終章 / 空の境界
・「空の境界」Remix -Gate of seventh heaven-
・「空の境界」特別番組 -全七章の軌跡-
の三つ。下から順に話をしますかね。軽く。

特別番組ですが、そもそもいつ放送されたんだってのが正直な本音w
時期的には去年の夏ごろだったのでしょう。
7章放送直前ということで、6章までの総まとめ+製作者インタビューな構成です。
「テレビで放送できるのかー?」と思っていた、藤乃が凌辱されるシーンとか、藤乃が岡崎朋也(声優さん繋がり)の膝とか胴体をギリギリ捩じ切るシーンとか、藤乃が式の左腕をグリグリ捩じるシーンとか、ばっちり放送されたみたいです。若干被害者とはいえ藤乃自重しろw
7章を製作しているところが見られる以外は特に目立った見どころはないかなぁ。改めて1つの作品にかけられる労力を思い知りましたー。スタッフさんありがとう。

Remixは7章公開前に劇場公開された総集編ですよね、確か。
ただの総集編を予想していたら、新カット&新アフレコがあってびっくり。
既存の台詞もタイミングが変わってたりしたので、もしかしたら新アフレコかもわかりません。
時系列を元に戻しているので、ざっとストーリーを追うにはいいかもしれませんねー。あと新シーンと新台詞は聞く価値あり。
原作にあった三章冒頭の謎の教授と幹也の会話シーンとか追加されてます。あとゴドーワードが一人で喋りまくってたな。あれないと6章でアイツが何者なのかイマイチ分かりづらいだろうからね。

さて、そして最後に、完全新作映像、「終章 / 空の境界」
原作的には7章の後にあるエピローグですね。
個人的には「ハッピーエンドブッ壊し要員」と命名していますw
だってさ、7章ラストで式はハッピーエンド迎えたのに、ぶっちゃけ幹也は何も変わらず淡々と生きていきますよーって言ってるんだぜ?w
ま、それはそれで「空の境界」らしくて大好きだったりするのですが。

映像自体は30分ほどですが、うち25分くらいまーやが喋ってた気がする。そのあたりも原作準拠。
絵が格段にきれいになっているのに驚きました。若干武内さんの原作絵に近づいた感じかな?
ただただ淡々と幹也と「両儀式」が30分にわたり会話をするだけなので、ダラけないように演出がいい仕事してます。若干シャフトっぽい印象を受けました。

内容も原作とほぼ同一。やっぱりこれがないと空の境界は終わらないですねぇ。
DVD単体での発売もされているので、ボックス買わない方でも是非こちらはゲットしてご覧になった方がいいですよ!


…しかし、これでおしまいとなると若干、寂しい気もしますねぇ(苦笑)
お祭りは終わっちゃいました、みたいな。

クロニクルブックの印象から察するに、本当にこれでお終いみたいですね。個人的には「未来福音」の映像化もひそかに期待していたのですが…。
あれもいい話なんですよねぇ。7章で式が救済されて、未来福音で実は織も救われていたことが明かされるっていうのは正直、やられた!と思いましたね。ハートを撃ち抜かれた訳で。

ま、それ以上に動いて喋る未那を見たいってのがあるんだけどな!違う!俺はロリコンじゃない!
真面目な話、らっきょファンなら見たいでしょう、やっぱり。
エンディングの「その先」の存在なんですから、あの子。

…で、今「未那」の漢字が分からなかったから調べてて愕然としたんだけど、秋隆って名字じゃなくて名前だったんだ、未来福音で登場する硯木って彼のことかよ。知らなかった。


さてさてそんなわけでDVDも一緒に並べてみたぜ。

あー、こうしてみると、前評判もまったく見ないで1章予約して、どうなることやらハラハラしながら再生して、戦闘シーンでノリスみたいに「勝ったぞ…!」と叫びながらニヤニヤしていたのが昨日のように思い出される…。高一の時だからもう3年前の夏か、あれ。
高校三年間は空の境界とともにあったワケだ。なんて青春だ。最高じゃないか。

いやー、なんかホントによかったなぁ、このお祭りの「共犯者」になれて。
一生の宝ですかネ。


これ以上書くと延々長くなる気がするので、ここらで筆を置くことにします。



ではまた。