月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

手前味噌

2013年11月25日 20時12分59秒 | 仏々相念(住職日記)

美味しいね~・・・

 

何をいただいてもあまり反応のないコイツ、

って、よく坊守に言われます。

だから、「美味しい?」って覗き込むように言われるのです。

コイツにおいては反応してない訳ではなく、

美味しければ頷きながらいただいているつもりなのですが・・・

 

手前味噌になるのですが坊守は料理が上手です。

本当に・・・

 

しかし、今日のお昼ご飯は最高に美味しいモノでした。

都合上、献立までは言えませんが・・・

コイツみたいなものでも「美味しい」連発です。

何もできないコイツが言うのもおこがましいのですが

上手いよな~って思うのです。

 

何気ないなんて言ったら失礼なんでしょうけど

料理も一工夫することによって劇的に変わるのですね。

 

昔のように沢山食べることが出来なくなりました。

でも、やっぱり一度一度の食事を頂けることには感謝せずにはおれません。

 

深く御恩をよろこび有難くいただきました。


浄土之中

2013年11月24日 19時41分35秒 | 仏々相念(住職日記)

あ~・・・

 

まだ暗く寒~い早朝から足音が次から次へと聞こえてきます。

坊守の里である波積光善寺を支えてくださる方々がお手伝いに上がって下さる。

お斎の準備。

本堂、外回りの準備。

多くの方々のお力で迎えることができた光善寺報恩講・親鸞聖人750回遠忌。

 

毎年、お参りすることが出来ずにいました。

こちらもお取り越しですので日が合いません。

「でも今年は750回遠忌をお勤めさせていただくから是非・・・」って、

逃げて逃げてのコイツを引きずり出して下さる我が義弟。

偶々、毎年のこの時期のお取り越しの日が変わっていましたのでお参りさせていただきました。

 

こちらでは大きな法要でも勤めないようなお勤めを当たり前のようにお勤めになる。

こんなお勤めここに参らなければ会うこともありません。

会い難いひと時をいただきます。

本当に有難く感じることが出来ます。

 

何と言っても参り合いをなされる法中の方々の穏やかなこと。

勿論、顔見知りの方もおられるのですが

馴染みのないコイツを温かく迎えて下さいます。

そういう空気ですからお勤めも温かくて・・・

 

これからの光善寺のテーマは、「お勤めとお聴聞」だそうです。

お勤めも有難かったしご講師の花岡静人先生の優しく語られるご法話も最高でした。

初めて聞かせていただいた先生でしたが、

話し方、雰囲気、嫌いじゃないです、コイツ。

各ありたいと思いました。

 

此度は、若手の布教使さん5名の布教大会も行われ聞かせていただきました。

その中には我が坊守も入れていただいており一緒に聞かせていただいたことです。

 

このようなモノでもまたこうやってお浄土のお飾りとさせていただいたことです。

 

それはそれは、きれいで優しいひと時・・・

この身、このまんまで・・・

 

ありがとうございます・・・

あなたのお陰でコイツもこのひと時をよろこべる身にさせていただきました。


ほんこさんの手打ち蕎麦のはなし

2013年11月24日 16時26分06秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

里のお寺では、ほんこさん(報恩講)に手打ちのお蕎麦が振る舞われます

石見の山あいで実ったお蕎麦を丹念にこねてゆきます

大きな手と小さな手…

伝統の技はこうして受け継がれるのでしょう

とん、たん、たん
とん、たん、たん

リズムよくお蕎麦の生地が延ばされてゆきます

とん、たん、たん
とん、たん、たん
蕎麦打ちのリズムは楽しいリズムです

とん、とん、とん、とん、とん
とん、とん、とん、とん、とん、
こちらではお蕎麦をリズムよく切ってゆきます

つなぎが少ないので太めのお蕎麦になりますが、この太さが薬味たっぷりのおつゆとの絡みにちょうどいいのです

大きなお鍋でたっぷりのお湯を沸かしお蕎麦を湯がくと、お蕎麦の香りがたちます

子どもの頃からの馴染みのほんこさんのお蕎麦を10数年ぶりにいただきました

懐かしくて、美味しくて、「どうぞ、かえておあがりなさいや」の声に、ついつい4杯いただきました~

お参りしてよかった♪

おかげでごちそうさまでした