二重人格

「お前は二重人格じゃ！」・・・

かなり以前、祖父が存命であった頃、
あるご門徒様のところに一緒にご縁を頂いてお参りさせて頂きました。

祖父に対する態度とご門徒に対する態度が違ってたのでしょう、
呟くように、でも私に聞こえるように「ありゃぁ、二重人格じゃ・・・」

自分自身分かっていることだけにもの凄く腹が立った、
「あんたに言われなくても分かっとる」

生きるが為に仮面を被ろう・・・
人と接するのに汚い自分をさらけ出し嫌な思いをさせるより
例え二重人格と言われようが、そのひと時を優しく過ごさせて頂こう・・・

これが私です・・・
本当の私です・・・

僧侶という仮面を被りよき人を演じている私がいます・・・

家の皆には嫌な思いを掛け通し・・・
外での反動が出るのです。本当の私が出るのです。
安心（？）して出せるのです・・・
申し訳ない・・・

家でも外面よくできればいいのですが、流石に家までは・・・
思いやりを持って接しなければとは思うのですが・・・

こんな私を未だに捨てることなく支えて下さる家族、

ありがとう！