FireWire 外付けHDD にしてメインで使用していた Mac OS X 10.4.11 が、またしても
起動しなくなった。
ヘッドが移動するような機械音が繰り返し鳴っているところから、今までドライバだの
BigDrive だの色々と復旧に試行錯誤してたけど、実はこの HDD 自体に何らかの障害が
あったのではないかとも思った。ここでこの HDD が物理的に壊れてしまうのは、非常に
マズい。先日再インストールしたばかりで、バックアップも殆ど取っていない。
万事休す、やっぱり日立 の Deskstar は相性が悪いのか、などと考えつつ。
丁度、前回再インストールした時に一時使用した 160GB HDD が丸々空いていたので、
今度はそっちに 10.4.11 をインストールすることにした。
インストール DVD から起動して通常通り OS をインストールし、途中の移行手順にて
外付けHDD の電源を入れてみる。運よく起動して認識したので、そのまま外付け HDD
のファイル全てを移行することにした。
ところが、移行対象の選択画面で、移行対象ファイルサイズがいつまで待っても正しく
表示されずに「計算しています」のまま。しかし、HDD はアクセスランプが点灯のまま
なので、アクセスしているようには見えない。
10分くらい放置して変化が無かったので、諦めて外付け FireWire の電源を落とした。
「装置が切断された」というエラーダイアログが表示されたが無視して、再度電源を
入れなおしたところ、何とか認識された。
今度は計算されたが「その他のファイル」容量が 280MB 程度と、明らかにおかしい。
300GB の HDD のうち 120GB くらい使っているはずだし、以前同様に移行したときは
そのくらいのファイルサイズになっていたはずだ。
しかし背に腹は代えられないというか、インストールやり直しも外付け HDD 再起動も、
二度と読込めなくなるかもしれないと言うリスクを負ってまでやる勇気が無かったので
そのまま移行作業を継続した。
そしたら。移行中の進捗画面で表示された時間が、トップの写真。
残り 1,193,046時間って。百万時間ていうと 100年以上だな。
やっぱ、ファイルサイズ算出で異常なサイズとして認識したか、ディスクの管理領域が
おかしくなっているか、そんな感じだろう。
そのために、残りファイルサイズとファイル転送速度から求めた「転送残り時間」が、
ありえない数字になっているのだろう。
このまま移行作業は継続されていたが、残り時間は変わらないまま終了した。
再起動後 10.4.3 の状態で ACARD の PCI ボードドライバをインストールし、その後に
OS の各種アップデートを当てて最新に。とりあえずここ半日は特に問題も無く動いて
いる。移行されたファイルも、全て見たわけではないがとりあえずバックアップのない
重要なものは開くことができた。以前、同じように移行したときに AIFF のファイルが
再生できなくなることがあり、調べたところファイルが破損していることがあった。
転送速度の問題か HDD の問題か、外付け HDD から大量コピーするときには十分に確認
しないと信用できないという教訓(?)を得たので、これから順次ファイルを確認して
行く予定。
この作業で、また2日ほど何もできない状態となってしまった。
BigDrive 未対応の Quick Silver を使っていくのも、そろそろ限界かな。
ATA133 の HDD 自体、市場に少なくなってきたし。