350ページくらいの標準的な文庫本を読むのに、だいたい3時間くらい掛かる。
ちなみに「標準的」というのは、1ページ 42文字×17行くらいかな。
人に聞くと、どうもこれは異常に遅いとのことだった。
堅苦しい文体だったり、難解な文章でなくとも、である。
で。
なんでそんなに遅いのか、自分が文庫本を読んでいる姿を思い出した。
思い当たるフシとしては、
・結構頻繁に前の方に戻って読み直している
・特にそれが伏線だったりすると何度も戻って読んでいる
・文章から情景が浮かばない時、同じところを何度も読んでいる
・文章から情景が浮かんだ時、読むのをやめてそれをアタマに描いている
・挿絵を眺めている
といったところか。
外乱(というと通信系の話だが、妨害とか雑音という意味で)としては、音に敏感
なのかちょっとした物音や音楽が聞こえると、集中して読んでいる意識が途切れて
しまうこととか、ヘルニアのために同じ姿勢を保つことができずに、しょっちゅう
姿勢を変えていることとか。
これらは意外と影響があって、「前に戻って読み直す」主な原因でもある。
さすがに、同じ本で2度目からはもうちょっと速くなるんだけど、それでもやっぱり
前に戻って読み直したり、挿絵を眺めていたりしてる気がする。
なんだろな。もうちょっと速く読めるようになれば、もっとたくさんの本を読む事が
できるのに、なんて思ってみたり。