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日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

雨晴れて 忘れな草に 仲直り

2025年04月23日 | 春の花


小庭の片隅には、可愛らしい忘れな草が咲いています。
忘れな草が咲く時季は、雨がふったりやんだり・・・
季節の変わりめに咲く可憐な小花ですね♡

「雨晴れて 忘れな草に 仲直り」

明治時代から昭和時代に活躍された女流俳人「杉田 久女 (すぎた ひさじょ)」が詠んだ句です。

◎忘れな草→勿忘草(わすれなぐさ)・春の季語

小庭には大きな古木が2本ありまして・・・
不思議なことに、大きな古木の株元では色々な植物がスクスクと育っています。
大きな木が雨も避けてくれますし、木陰の役割もしてくれています。

今の時季は忘れな草、ゼラニウム、ツルニチニチソウが綺麗に咲いています。
雨あがりには花数が増えて、とても華やかになります。

常緑で背丈が低い多年草や宿根草の可愛らしい植物たち・・・
花が終わった後も、綺麗な葉を楽しませてくれます。
10年目を迎えた植物たちも増えてきましたが、
無事に夏越しや冬越しをして毎年咲いてくれますと、ほんとうに嬉しく思います♡
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夢で逢ひし 人に逢ひたる 桜かな

2025年04月01日 | 春の花


今日から4月ですね。
先週は暖かい日が多く、あっという間に近所の公園の桜(ソメイヨシノ)も満開を迎えましたが、
今日は寒の戻りで冷たい雨がふっています。
寒暖の差が大きい時季ですので、くれぐれもご自愛くださいね♡

桜の季節・・・
ほんのりピンクの可愛らしい花々に癒されますね。
私が通っていた高校の校門に行くまでの80mくらいの道の両脇に、
見事な桜並木がありまして・・・
入学式の時も卒業式の時も、母と一緒に満開の桜並木を見上げながら歩いていた風景が、
今も懐かしく思い出されます。

「夢で逢ひし 人に逢ひたる 桜かな」

明治時代から昭和時代に活躍された俳人「野村 喜舟(のむら きしゅう)」が詠んだ句です。

当時、三重県の自宅から自転車で40分ほどの距離を毎日通学していました。
部活動がほんとうに楽しくて・・・
美術部でしたがテニスをしたり、漫画の同人誌を作成して販売したり・・・
部室のストーブでお餅を焼いて皆んなで食べたり(顧問の先生も)・・・
夏には自宅の畑で採れたスイカを持ってきてくれた同級生もいました。
また、バンドブームでしたので、文化祭に向けてギターを背負って通学している先輩や同級生もおりまして・・・
部活動が終わってからバンドの練習に励んでいたり・・・

美しい桜の花をみておりますと・・・
懐かしい笑顔を思い出し、いつもほっこりしています♡
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空よりも 大地に近く クロッカス

2025年03月12日 | 春の花


小庭ではクリスマスローズ、クロッカス、沈丁花が見頃を迎えています。
その中でクロッカスを詠んだ素敵な句を見つけましたので、
紹介させていただきます♪

「空よりも 大地に近く クロッカス」

昭和時代から平成時代に活躍された女流俳人「稲畑 汀子(いなはた ていこ)」が詠んだ句です。

◎クロッカス→春の季語

ヨーロッパでは、古くから春の訪れを告げる花として親しまれていたクロッカス・・・
クロッカスが俳句に詠まれるようになったのは、昭和時代に入ってからだそうです。

背丈が10〜15cmほどの可愛らしいクロッカス・・・
球根から育てて4年目になります。
お天気がいい日には、花びらを広げて気持ち良さそうに咲いています。
夕方になりますと、花びらを閉じています。

小さくて可愛らしい草花ですが、
花が開いたり閉じたりする姿に、たくましい生命力を感じます♡
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蕗の薹 見つけし今日は これでよし

2025年03月04日 | 春の花


関東地方では寒の戻りで、みぞれ混じりの冷たい雨がふっています。
一昨日までは季節はずれの暖かさで・・・
10°C以上も気温差がありますと体にこたえますね。
くれぐれもご自愛くださいね♡

週に1〜2回ほどのペースで友人の畑へお手伝いに行っておりまして・・・
今の時季は、春に植えつけを行うための準備をしています。

畑の近くには小さな小川が流れておりまして・・・
2月中旬ごろから小川沿いの畑の斜面に、
蕗の薹(ふきのとう)の可愛らしい芽が顔をのぞかせていました。

先週は季節はずれのポカポカ陽気で・・・
あっという間に、蕗の薹が辺り一面に顔を出していました。

「蕗の薹 見つけし今日は これでよし」

大正時代から昭和時代に活躍された女流俳人「細見 綾子(ほそみ あやこ)」が詠んだ句です。

◎蕗の薹(ふきのとう)→春の季語

いつも友人が届けてくれていた蕗の薹・・・
「なるべく葉っぱが開いているのを収穫するのがいいよ。」と友人に教えてもらいまして、
初めて蕗の薹の収穫を体験しました。

間近で見た蕗の薹は、とても綺麗な若草色で・・・
可愛らしい姿には逞しさも感じました。

早速、採れたての蕗の薹で今年も蕗味噌をつくりました。
美味しい春のご馳走を楽しませていただいています♡

追伸:
蕗の薹は花粉症の症状を和らげてくれる効果もあるそうです♪
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梅が香や 風のあいあい 木にもどり

2025年02月19日 | 春の花


関東地方では、先週はポカポカ陽気の暖かい日が続いておりましたが、
一昨日の夜から急激に気温が下がり寒い日が続いています。
寒暖の差が大きい時季ですので、くれぐれもご自愛くださいね♡

先日、無事に息子たちの結婚式を挙げることができました。
新郎の母としての初めての結婚式・・・
初めて黒留袖の着付けをしていただきまして、ヘアメイクもしていただいて・・・
普段はほとんどメイクもしておりませんので、
息子の友人たちからビックリされたり・・・

何はともあれ、皆んなが笑顔で心温まる素敵な結婚式を挙げることができまして、
ほっとしております。
何故かわかりませんが、翌日は筋肉痛になりました σ( ̄∇ ̄; )

「梅が香や 風のあいあい 木にもどり」

江戸時代に最も活躍された女流俳人「加賀 千代女(かがの ちよじょ)」が詠んだ句です。

◎梅が香→梅の香り・春の季語
◎風のあいあい→風と風の合間

先日、お嫁さんから白梅の素敵な画像が届きました♡
公園の梅の花がとても綺麗に咲いていたとのことで・・・
きっと梅の花の香りに包まれて、穏やかな休日を過ごしていたことと思います。

これから大変なこともあると思いますが、
二人で協力しながら温かい家庭を築いてほしいと心から願っています♡
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夜桜へ 社を抜けて 行きにけり

2024年04月08日 | 春の花


4月になり、あちらこちらで桜が満開を迎えていますね。
今年は例年よりも少し遅い開花でしたので、
心待ちにされていた方も多くいらっしゃったことと思います♡

「夜桜へ 社を抜けて 行きにけり」

昭和時代に活躍された俳人「高濱 年尾(たかはま としお)」が詠んだ句です。

◎社(やしろ)→神をお祀りしている建物・神社

この画像は、3日前に京都に居ります弟家族から届きました。
いつもお参りしている長岡天満宮の夜桜がとても綺麗で・・・
たくさんの方が訪れていらっしゃったそうです。

今年は息子さん(甥っ子)の高校受験があり、
初めての受験を見守りながら応援されていたご家族も大変だったことと思います。
甥っ子も無事に志望校に合格いたしまして、
一昨日は入学式で、学校の満開の桜と満面の笑顔の画像が届きました (✿◠‿◠)

あっという間に満開になった桜の花々・・・
美しい春の風景は、ほんとうに見ているだけで癒されますね♡
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クリスマスローズ 気難しくて 優しくて

2024年03月19日 | 春の花


一昨日は初夏のような陽気でしたが、今日は一変して寒さが戻ってきたようです。
この時季は、ほんとうに寒暖差が激しいですね。
お風邪などひかれませんよう、どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね♡

小庭では3種類のクリスマスローズを育てておりまして、
昨年は白だけが咲かなくて心配しておりましたが、今年は綺麗に咲いてくれました。

「クリスマスローズ 気難しくて 優しくて」

昭和時代から平成時代に活躍された俳人「後藤 比奈夫(ごとう ひなお)」が詠んだ句です。

今年も2月中旬にピンクが咲きはじめまして・・・
3月初旬に濃いピンク、一昨日から白が咲きはじめました。

なぜ昨年は白だけが咲かなかったのか謎なのですが、
白の株まわりの土を根に注意しながら慎重に掘り起こしまして、
新しい用土(培養土+赤玉土)を入れましたところ、
葉っぱの数も増えて無事に開花してくれました。

来年10年目を迎える小庭のクリスマスローズたち・・・
可愛らしい花姿に癒され続けております♡
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ある日ふと 沈丁の香の 庭となる

2024年03月02日 | 春の花


3月になりました。
昨日は風もおさまって暖かかったのですが、今日はとても寒い一日でした。
寒暖の差が大きい時季ですので、体調に気をつけてお過ごしくださいね♡

小庭では、可愛らしい沈丁花(じんちょうげ)が見頃を迎えています。
小さな苗から育てて5年目になります。
ふんわりやさしい香りに癒されております♡

「ある日ふと 沈丁の香の 庭となる」

大正時代から平成時代に活躍された女流俳人「今井 つる女(いまい つるじょ)」が詠んだ句です。

◎沈丁の香→沈丁花(じんちょうげ)の花の香り・春の季語

沈丁花が咲く時季は、春の嵐の到来で雨の日も多いですね。
手毬(てまり)のように咲く花は、雨風にさらされながら少しずつ咲きそろって・・・
そして、ふんわりやさしい香りを漂わせます。

春のやさしい香りに誘われて・・・
冬の間ずっと休眠していた小庭の草花たちが芽吹きはじめます。
芍薬(しゃくやく)、文目(あやめ)、紫陽花(あじさい)、クレマチス・・・
草花たちも本格的な春の訪れを心待ちにしているようです♡
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紅梅の 宿にもどれば 雛の客

2024年02月17日 | 春の花


もうすぐ雛祭りですね。
三重県より素敵な画像が届きました♡

とても素敵な陶器の雛人形ですね。
お孫さんたちが小さい頃は大きな段飾りの雛人形を飾られて、
ご家族でお祝いされていらっしゃったそうです。

お孫さんたちも成長されて・・・
その後、お気に入りの陶器の雛人形を見つけられて、
お道具などもコツコツと集められて・・・
可愛らしい雛飾りが完成したそうです♡

「紅梅の 宿にもどれば 雛の客」

明治時代〜大正時代に活躍された小説家・俳人・詩人・随筆家「中 勘助(なか かんすけ)」が詠んだ句です。

◎紅梅(こうばい)→赤や濃い桃色の梅の花・春の季語

お庭の紅梅も咲き・・・
可愛らしい雛飾りを愛でながら過ごされていらっしゃるそうです。
ほんとうに見ているだけで心が癒されますね♡




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チューリップ 喜びだけを 持つてゐる

2024年01月22日 | 春の花


大寒を迎え、昨日までは雪になりそうな寒い日が続いておりましたが、
今日はお天気も少し回復し、気温も上がり暖かく感じられます。

寒い時季ですが、ほっこりするような素敵な画像が届きました♡
チューリップやスイートピーなど・・・
お孫さんが春の花々を生けてくださったそうです。

「チューリップ 喜びだけを 持つてゐる」

大正時代から昭和時代に活躍された女流俳人「細見 綾子(ほそみ あやこ)」が詠んだ句です。

◎ゐ→い(状態が変わらずにある場合に使われる)
持つてゐる→持っている

チューリップが嬉しそうに春の舞台で踊っているようにも感じられて・・・
とても元気をいただきました♡

我が家の小庭の植物たちも、
球根の芽が少しずつ伸びてきたり、木々の芽が膨らんできたり・・・
春の訪れを心待ちにしているようです。

これから咲く春の花々を楽しみに・・・
また素敵な句を紹介させていただきますね♡
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