日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

葛の花 上へ上へと 咲き競ひ

2018年09月12日 | 秋の花


9月も過ぎ、涼やかな風に秋の訪れを感じております。
近所の道沿いには、夏の間に勢いよく育った葛(くず)に、紫色の綺麗な花が咲き始めました。

葛の花は、秋の七草の一つとして古くから親しまれています。
ひと夏で10mぐらい成長する葛の根には、たくさんのデンプンが含まれており、
解熱剤の「葛根(かっこん) 」や「葛粉(くずこ)」として活用されてきました。

「葛の花 上へ上へと 咲き競ひ」

昭和時代〜平成七年にかけて活躍された俳人「上村 占魚(うえむら せんぎょ)」が詠んだ句です。

夏の間に、どんどん大きく成長する葛は、
瞬く間に周りを覆い尽くしてしまって・・・
その生命力には、ほんとうに圧倒されてしまいます。

葛の花は下から順番に咲いて、上へ上へと咲いてゆくそうです。
私たちに秋の訪れを教えてくれているようですね。

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この度の台風21号の被害にあわれた皆様、
北海道胆振(いぶり)東部地震で被害にあわれた皆様に、
心からお見舞い申し上げます。
被災された皆様の安全と一日も早い復旧を祈念しております。
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