日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

紫の さむるやゆめの 花あやめ

2020年05月24日 | 夏の花


あっという間に5月下旬になりますね。
近くの公園ではアヤメが綺麗に咲いていました。
初夏に向けて、アヤメの仲間のカキツバタやハナショウブも見頃を迎えますね。

アヤメは、漢字では「文目(あやめ)」・「菖蒲(あやめ)」と二通りの書き方があります。
品種は、花色の種類が多いのが「花菖蒲(はなしょうぶ)」、
中心にある短い花びらが、ピンと立っているのが「杜若(かきつばた)」です。

アヤメの特徴は、花びらの黄色部分に網目模様が入っています。
特徴を見比べながら散策するのも楽しみですね。

「紫の さむるやゆめの 花あやめ」

江戸時代に活躍された俳人「蓑田 卯七(みのだ うしち)」が詠んだ句です。

◎さむる→夢から覚める・目が覚める
◎花あやめ→アヤメ科の文目

昔は、田畑のまわりや野原には、アヤメの仲間が自生していました。
5月〜6月は、田植えや水田・畑の管理など・・・
田んぼや畑へ作業に出かけることが多かったことと思います。
お昼ごはんを食べて、ちょっと一休み・・・
夢から覚めると、紫の綺麗なアヤメが咲いていて・・・

戦国時代が終息し、江戸時代の人々は心穏やかに暮らしていたことと思います♡
コメント
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