日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

いつの世も 禱は節や 百日紅

2020年08月11日 | 夏の花


8月に入り、遅い梅雨明けの後は、猛暑日が続いています。
こまめな水分補給を心がけながら、体調管理に気をつけてお過ごしくださいね。

もうすぐお盆休みを迎えますが、新型コロナウイルスの影響により、
帰省を控えて静かに過ごされる方も、多くいらっしゃることと思います。
お参りに行けなくても、故人を想い、お祈りすることが供養につながると言われています。

仏様にとって、お線香の煙、炊き立てご飯の湯気やお茶やコーヒーの湯気等が、
とっておきのご馳走になるそうです♡

「いつの世も 禱は節や 百日紅」

昭和時代を代表する女流俳人「中村 汀女(なかむら ていじょ)」が詠んだ句です。

◎禱→いのり
◎百日紅→さるすべり

父が入院している病院近くの海辺の公園には、百日紅(さるすべり)が見頃を迎えていました。
百日紅は、お見舞いや故人を想う句に多く登場しています。
真夏に咲く鮮やかなピンク色の花は、秋頃まで咲き続けます。

高齢の父も入院する度に状態が良くなることはなくて・・・
複数の疾患もあり、何か一つでも悪化してしまうと重篤な状態になってしまうと先生から説明を受けています。
新型コロナウイルスの影響で、病院も面会禁止が継続しており、
父と会うこともできない状況ですが、実家のお仏壇に朝夕お線香を上げてお祈りしております。

そして長期間にわたり、大変な状況の中、多くの方々のお世話をしてくださっている医療従事者の皆様、
施設職員の皆様に心から感謝申し上げます。
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