日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

菜の花が しあはせさうに 黄色して

2018年03月26日 | 春の花


先週は、関東地方では季節はずれの雪が降っておりましたが、
暖かい日が続き、桜の花が満開を迎えています。
寒暖の差が大きいので、どうぞ体調にお気をつけてお過ごしくださいね。

それでは、菜の花(なのはな)を詠んだ句を紹介させていただきます♪
黄色が鮮やかな菜の花は、春の季語として多くの俳人たちの句に登場しています。

「菜の花が しあわせさうに 黄色して」

大正時代から昭和時代に活躍された女流俳人「細見 綾子(ほそみ あやこ)」が詠んだ句です。

◎しあわせさうに→しあわせそうに

淡い黄色の菜の花が、まるで春風にゆられて幸せそうに歌っているように感じられますね♡
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が国は 草も桜が 咲きにけり

2018年03月21日 | 春の花


今日は春分の日ですね。
関東地方では、桜の開花が発表されたばかりでしたが、
今朝から雪が降っています。
見頃を迎えるまで、もう少し足踏みとなりそうですね。

桜といえば・・・
先週、近所の公園を訪れた際に、
可愛らしい桜草と菜の花を見つけました♡
春の陽ざしのもと、井戸の横に仲良く並べられており、
思わず微笑んでしまいました。

「我が国は 草も桜が 咲きにけり」

江戸時代を代表する俳人「小林 一茶(こばやし いっさ)」が詠んだ句です。

桜草は、桜の花に色も形も似ていることから、
その名が付いたと言われています。

古くから日本人に大変愛されてきた花で、
江戸時代の初代将軍「徳川家康」が鷹狩りへ訪れた際に、
桜草の美しさに惚れ込んで、江戸城へ持ち帰ったという説もあるそうです。

次回は、菜の花を詠んだ句をご紹介いたします♡


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする